中高生向け「KDDIケータイ教室」を開始――ケータイ利用で“加害者”になることも説明

» 2008年03月04日 18時53分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 KDDIは3月4日、現在小学生向けに行っている「KDDIケータイ教室」の対象を中学校、高等学校まで拡大し、同日から参加募集の受付を開始した。

 KDDIケータイ教室は同社の社会的責任(CSR)活動の一環として、携帯電話の安全な使い方や使用上のルールやマナーを学習する機会として、2006年3月から全国の小学生を対象に開催してきた。

 KDDIは教室の対象を中学校・高校まで拡大した理由について、携帯電話の普及が中高生まで広がって利用のすそ野が広がり、青少年が携帯電話でコミュニケーションを広げる機会が増えたためとしている。

 教室の内容は小学生向け、中高生向けでは異なっており、中高生向けには携帯電話でやりとりする情報の取扱いや、トラブルに巻き込まれて被害者となる場合、また加害者となる場合の両面についても説明する。

教室の概要
対象 小学生向け 中学生・高校生向け
主催 財団法人KDDI共済会 KDDI株式会社
受講対象者 小学生
(高学年が主な対象だが、低学年でも参加できる内容)
中学校・高等学校・特別支援学校等の生徒
授業概要 携帯電話を安全・安心に使用するためのルールとマナー、ならびに防犯や安全に役立つ使用方法を、クイズなどを通じて説明。 携帯電話を安全・安心に利用するためのルールとマナー、特に受信・発信する情報の取扱いについて、被害者となる場合、加害者となる場合の両面から説明。
会場 学校内(教室のほか、体育館などでも開催可能)
講師 KDDIケータイ教室事務局より派遣 KDDIケータイ教室事務局より派遣(KDDIグループ社員も講師として参加)
講座時間 45分 50分
参加可能人数 30〜100名程度
(クラス・学年単位どちらでも開催可能)
30〜500名程度
(クラス・学年単位どちらでも開催可能)
費用 無料(教材・講師の派遣費用とも無料)

 2008年度KDDIケータイ教室の募集期間は3月4日から2009年2月28日まで。開催期間は4月1日から2009年3月31日まで。応募は、KDDIケータイ教室紹介ページにある専用申込用紙に必要事項を記入の上、KDDIケータイ教室事務局までFAXで申し込む。

 またKDDIでは、学校からの要望に応じてKDDIケータイ教室で配布する携帯電話のルール・マナー冊子(小学生向け、中高生向けの2種類)も、無料で送付している。

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