au端末のランキングは今回、やや大きな変動があった。
首位は前回と変わらず日立製作所製の「Woooケータイ W53H」が獲得。Woooケータイ W53Hは2007年秋冬モデルとして2007年11月に発売された機種(2008年1月に新色を追加)だが、優れたデザインや機能に加え、春の新機種より安価に販売されるためか、その人気は衰えない。連続首位記録を「6」に伸ばした。
続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ W61SH」(前回3位)、3位にカシオ計算機製の「W61CA」(前回2位)、4位にパナソニック モバイル製の「W61P」(前回5位)、5位に京セラ製の「W53K」(前回4位)が入った。
今回は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「W62S」(WIN端末初のGSM国際ローミング対応)と日立製作所製の「W61H」の2機種が初めてランクインした。これら2機種は沖縄など一部エリアのみで販売されていたが、4月に入り、関東エリアを含めて全国で発売。その結果か、W62Sは前回25位から6位、W61Hも前回22位から8位と大きく順位を上げた。
なお、auの春モデルは新プラットフォーム“KCP+”を採用する「W61SA」と「Cyber-shotケータイ W61S」がまだ控えている。先週、auの“地域別取扱携帯電話”サイトで「近日発売」と記載されたのを確認したが、今週もそのステータスは変わっていない。
ソフトバンクモバイル端末も今回はかなり多く順位の変動があった。
首位は依然好調の“PANTONEケータイ”「812SH」(2007年2月発売)が獲得。連続首位記録を「6」に伸ばした。
続いて2位に“VIERAケータイ”「920P」(前回3位)、3位に“オトナ向け”「GENT 812SH sII」(前回2位)、4位に“もう1つの大人向け”「820P」(前回18位)、5位に“フルスライド+タッチ&モーションセンサー”「FULLFACE 2 921SH」(前回5位)が入った。
上位では、前回ランク圏外だったパナソニック モバイル製端末820Pの躍進が目立つ。820Pは2007年11月に発売されたミドルクラスのモデル。落ち着いたカラーリングとスリムボディ、背面に備えるミラー調パネルによるワンポイント、見やすく大きい文字へ容易に変更できる「シンプルモード」など、“オトナ”ユーザーに適するポイントを多く備えるのが特徴だ。今回躍進したドコモのP705iμと同様に、携帯にそれほど多くの機能は望まないが、所持するもののデザインにはこだわりたい。もちろん安価が望ましいという、会社員を中心とする新生活向けモデルとして需要が高まったためだろう。
また、3月28日に発売されたハイエンド新機種「インターネットマシン 922SH」は6位に入った。前回の初登場週は残念ながらランク圏外だったが、今回は順当にランクインしたようだ。なお、ソフトバンクモバイルの9xxシリーズ新機種は今回、920P、FULLFACE 2 921SH、インターネットマシン 922SH、“REGZAケータイ”「921T」(9位)の4モデルすべてがランクイン。FULLFACE 2 921SH以外は順位も上げており、好調傾向の続く兆しが見られる。
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