「FULLFACE 2 921SH」は、十字キー、ソフトキー、ダイヤルキーをすべてダイヤルキー側ボディに集約させたフルスライドなデザインが特徴。これらのキーの押しやすさや操作感についての質問が寄せられた。
本体のディスプレイ面に十字キーとソフトキーを搭載するよくあるスライド端末とくらべ、これらのキーをすべてダイヤルキー側ボディに配置するFULLFACE 2 921SHでは必然的にキー面積が狭くなってしまう。
実際に操作したところ、十字キーとソフトキーの大きさは、折りたたみ型や一般的なスライド型と大差はなかったが、ダイヤルキーはやや小さいと感じた。NTTドコモのSH905iの各ダイヤルキーの縦ピッチは約6.5ミリだが、FULLFACE 2 921SHのダイヤルキーは約5ミリ。わずか1.5ミリの差だが、この違いは大きい。
文字入力時に誤入力してしまうほどではないものの、折りたたみ型と比べると、窮屈な感は否めない。ただし、FULLFACE 2 921SHのダイヤルキーはわずかに波打った形状となっており、小さいながらも押しやすいよう配慮されている。なにより、キーのサイズ感は個人の指の大きさによって変わってくるので、店頭展示機やモックアップなどで確認したほうがいいだろう。
FULLFACE 2 921SHはタッチレガードセンサーを使い閉じたままさまざまな操作ができる。閉じた状態で通話できるのか、という質問が寄せられた。
FULLFACE 2 921SHの右側面にはいくつかのキーが並んでおり、閉じた状態ではマルチジョブ機能/マナーボタンが発話キー、サイド終了ボタンが終話キーの役割を果たす。それぞれ発話/終話を示すアイコンが付いているので迷うことはないだろう。
閉じたままマルチジョブ機能/マナーボタンを押すと、ディスプレイには着信履歴とリダイヤル項目が表示される。ここからタッチレガートセンサーを操作して電話をかけることができる。また、アドレス帳も呼び出せるため、登録した相手なら閉じたままでも電話をかけられる。
閉じた状態で着信した場合も、マルチジョブ機能/マナーボタンを押して応答する。通話を終了するときは、サイド終了ボタンを長押しすればよい。なお、本体を開くと着信に応答できるよう設定することもできる。
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