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» 2008年04月28日 23時59分 UPDATE

女性ユーザーも満足させたい――最新Windowsケータイ「X03HT」への期待度

HTC製の「X03HT」は、コンパクトでカラフルなボディにQWERTYキーボードを備えたWindowsケータイ。女性ユーザーにもスマートフォンを使ってもらうべく、さまざまな工夫が盛り込まれているという。

[小山安博,ITmedia]
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 ソフトバンクモバイルが4月25日に発売したWindows Mobile搭載スマートフォン「X03HT」。発売を控えた4月23日には、ブロガー向け内覧会がHTC Nippon本社が開催された。スマートフォン情報サイトの「WindowsケータイFAN」と「htc Fan Site」が共同で開催したもので、ソフトバンクモバイルやHTCの担当者らも参加して新端末の説明を行った。

 ソフトバンクから参加したマーケティング本部プロダクト・マーケティング部の沼辺好子氏は、これまでのWindowsケータイが「主に男性向けというイメージだった」と指摘。今回発売されたX03HTが、手のひらにすっぽり収まるコンパクトボディと丸みを帯びたデザインを採用していることから、「女性を新たな顧客層として拡大したい」とあいさつした。

photo ソフトバンクモバイルの沼辺好子氏

 ソフトバンクはこれまで、4モデルのWindowsケータイを10のカラーバリエーションで発売。それまでのWindows Mobile端末はほとんどがブラックとホワイトのカラーでビジネスユースを想定していたが、次のフェーズでユーザー層の拡大を狙って多色展開を図り、X03HTではさらに女性への訴求を目指す。沼辺氏は「X03HTは皮切りなので、今後に期待して欲しい」と意気込みを語った。

 X03HTはディスプレイ面にダイヤルキーとソフトキーを搭載しており、普通の携帯電話と同じ感覚で利用できる。スライド式のQWERTYキーボードを使って長文メールやWordやExcel文書の編集といったビジネスユースもこなせる一方、エンタテインメント機能も充実させてプライベートでも楽しめる製品に仕上がった。

 特に、音楽プレーヤーとしての利用を考慮してステレオミニジャックとの変換ケーブルを同梱したほか、「(HTCの)開発陣に無理を言って」(沼辺氏)8GバイトのmicroSDHDカードにも対応した。

photophotophoto これまで発売されてきたソフトバンクのWindowsケータイ(左)。既存端末のカラーバリエーション(中)。顧客層を女性層まで拡大させるのがX03HTの役割(右)

photo HTC Nipponの川内雅人氏

 ソフトバンクは4月1日から端末の料金体系を変更しており、Xシリーズは頭金の一括払いのみに変わった。X03HTの場合は一括払いで5万400円となるが、新スーパーボーナスを利用すると毎月の利用料から1100円割引されるため、2年間利用した場合は2万6400円の割引となり、実質負担金は2万4000円と「従来とほぼ変わらない」(沼辺氏)という。

 そのほか沼辺氏は、毎月の利用料金の支払いが、従来のクレジットカードのみから銀行引き落とし、郵便振替も可能になった点、パケットし放題が1万290円から9800円に値下げされた点を紹介した。

 続いて登場したHTC Nippon営業部の川内雅人氏は、X03HTが、既存モデルのX02HTと比べて「普通の携帯電話に近く、エンターテインメント機能が強く使われることを想定している」とし、さらにスマートフォン入門機という位置付けを紹介した。

 X03HTは、海外モデルの「VOX」をベースにした端末で、HTCとしてはダイヤルキーとQWERTYキーボードを搭載した初の3G端末。最近のHTC端末の特徴である待受画面「HTC Home」を搭載。文字入力にはAdvanced Wnnを採用し、日本語と英語の予測変換にも対応している。

photophotophoto X03HTの位置づけ(左)。既存の国内端末のベースとなった海外端末。X03HTはVOXがベース(中)。インクリメンタルサーチが動作しているところ(右)

 ほかにもダイヤルキーの使い勝手を向上させるため、アドレス帳の検索にインクリメンタルサーチを採用。例えば「おかもと」を検索する場合、ダイヤルキーでは、「1」を5回、「2」を1回、「7」を5回、「4」を5回押す必要があるが、インクリメンタルサーチでは「1」を1回でア行、2を1回で「ア行+カ行」、7を1回で「ア行+カ行+マ行」の名前がそれぞれ絞り込まれていく仕組みで、押すキー数がより少なくなるようになっている。

 さらに日本向けの独自仕様も搭載した。マナーモードキーを新たに追加したほか、プログラム実行用のメインメモリは64Mバイトから128Mバイトへ、データ保存用のフラッシュメモリは128Mバイトから256Mバイトとそれぞれ倍増した。さらにソフトバンクが要望したカラーバリエーションにも対応し、ホワイト、レッド、ブラックの3色を用意。沼辺氏によれば、カラーバリエーションで検討されたのはブルーやグリーンも含む10色で、その中から今回の3色が選ばれたのだそうだ。

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photophotophoto 「X03HT」

 ちなみに、HTC端末では一部を除き、縦持ちした時にWindows Mobile Standard搭載モデルは右から左に、同Professional搭載モデルは左から右にスライドしてQWERTYキーボードが現れる。これは「Professionalはスタイラスを(右利きの人が多いので)右手で持ち、左手でスライドさせるが、Standardはメールや電話を右手で操作し、右手でスライドさせるため」(川内氏)という豆知識も披露された。

 X03HTは25日に発売されたが、ホワイトのみ量産時に「サンプルと同じカラーが出なかった」(川内氏)ということで発売が遅れるとのことだ。

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