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» 2008年05月13日 17時30分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:さっと撮れて高画質、「撮ったあと」も楽しい世界仕様カメラ──「X02NK」 (1/4)

ソフトバンクモバイルの「X02NK」は、海外の人気端末「Nokia N95」をベースにした国内版モデル。AF付きのカールツァイスレンズと504万画素CMOSと、ケータイカメラとしてトップクラスのスペックを持ち、容易な操作で写真をSNSやブログに投稿する機能もある。この世界仕様カメラの写りや機能、そしてどれだけ“楽しいか”をチェックした。

[荻窪圭,ITmedia]
photo ソフトバンクモバイルのノキア製端末「X02NK/N95」。こうしてみると、とてもデジカメっぽいデザイン。レンズはF2.8/5.6のカールツァイスブランドとなる。ただ、側面がフラットでなく自立しないので、その辺にちょっと置いてセルフタイマーで撮影……という使い方は難しい。こちらは残念

 ソフトバンクモバイルのノキア・ジャパン製端末「X02NK/N95」(以下、X02NK)はなかなかカッコいい。

 前モデルもそうだったが、ノキアのハイエンド機は質感がよく、剛性感がある。UIのデザインも(使い勝手がいいかどうかは別にして)統一感があってよく考えられてると感じる。肝心のカメラ機能も、これだけたくさんの機能を詰め込みながら手を抜いてないとこがいい。500万画素とかカールツァイスブランドのレンズとか、そういうカタログスペックだけでなく、「撮った後の活用」についても考えられているのだ。

 X02NKのレンズがある面を見てほしい。まさにデジカメだ。レンズカバーを開くと自動的にカメラが起動する。レンズカバーは端末を薄くするには弊害があるのかもしれないが、カメラとして使うならこのように直感的に起動できるほうがこの後も楽しく使える。

 起動時間はだいたい3秒くらい。これくらいなら特にストレスは溜まらない。ちなみにレンズカバーを閉じたままメニューからカメラを起動すると、インカメラが有効になって起動する。レンズカバーを開け忘れてると、カメラモードにした途端、いきなり自分の顔が写る(これ、びっくりするので注意してください 笑)。


photophoto 真正面から見る。普段はレンズカバーが閉じている。レンズの上のレバーでカバーを開けると自動的にカメラが起動する
photophoto 本体右側面に、シャッターキーとレビューキーが並ぶ。シャッターは大きめで押しやすく、半押しでAFが働く(左)。外部メディアはmicroSDで、microSDHCにも対応。最高画質で撮ると1枚1Mバイト以上になるので、microSDに写真や動画を記録するのが基本的な使い方だ

 カメラモードはデジカメ気分でそのまま使える。本体の右側面(カメラとして使うときは横向きにすると上面になる)には大きめのシャッターキーと再生キー(レビューキー)がある。

 国内メーカーのケータイカメラは十中八九、決定キーでも撮影できるが、X02NKのシャッターは側面ののみとなる。決定キーはメニューの選択に使われる。表示画面の右端にツールバーを設け、十字キーと決定キーでシーンモードやISO感度、明るさを設定するわけだ。そういう意味で、一般的なデジカメと大きく変わらない操作感で使用できる。

 ディスプレイは2.6インチのQVGA液晶。ディスプレイの屋外における視認性や視野角はもうちょっとがんばってほしかったかも。太陽光下などではやや画面が見にくくなる。また、ケータイカメラでも当たり前になってきた静止画の手ブレ補正機能は備えず、マクロ機能も最短撮影距離が10センチとあまり寄れるわけではない。しかし“写真を気持ちよくさっと撮れる”工夫がそれを補っている。

 撮影機能は「連写」がおもしろい。“バースト連写”モードにすると、フルサイズでぱしゃぱしゃ連写できる。連写速度はそれほど速くはないが(1〜2秒に1枚)、シャッターを押し続けることで連写が可能となる。

 インターバル撮影機能も用意し、10秒ごと、1分ごとなどに設定して自動的に撮影できる。ただしこの機能はカメラを固定しておかないと意味がなく、X02NKは側面が斜めになってるので自立しないのが残念なところ。というわけで、この機能を活用するのであれば別途汎用のミニ三脚などを用意しておくと便利だと思う。

photophoto カメラ起動時のメニューインタフェース。ファインダー内のピントが合ってないのは、シャッターを半押しにしたときだけAFが働くため。右端にツールバーが表示され、各種設定は十字キーと決定キーで行える。ツールバーのアイコンはそのときのモードが示されるので判別しやすい(左)。バーストとインターバル撮影と呼ぶ連写機能も備わる
photophoto 接写モードはシーン設定項目の中にある。10センチから60センチの撮影距離で使用可能(左) 十字キーでツールバーの項目を選択すると、設定中の項目が文字でも表示される(右)
photophoto ホワイトバランスの設定は自動/晴天/曇天/白熱灯/蛍光灯。画面の一部に画像が表示され、色の変化が分かるようになっている(左) ISO感度設定メニューは自動とマニュアル設定が可能。低いほうから順にISO100/200/400相当のようだ(右)

 レンズは焦点距離5.6mmで、35ミリフィルム換算だとだいたい35mm相当くらい(写った範囲で推測しているのでアバウトだが)。また、ケータイとしては大きめの撮像素子を使っているようだ。撮像素子は5MピクセルのCMOSセンサーとなる。

 撮影後の書き込み速度はなかなか高速。書き込み時間を待つことはほとんどなく、すぐ次の撮影に入れるのが撮っていて楽しい。ただ、静止画と動画のモード切り替えは5〜8秒とやや時間がかかるのは少し残念だ。

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