出るか“KAOSSILATOR入り”ケータイ――携帯電話が楽器になる日Mobile Weekly Top10

» 2008年05月22日 19時52分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 今回のアクセスランキングは、5月27日行われる予定のNTTドコモ新製品発表会の記事。2位以下もJATEを通過した新端末など、各社からそろそろ登場する夏モデルに関するニュースが続いた。ちなみに6月1日には、ドコモから夏モデル第1弾といえる「PRADA Phone by LG」が発売される。

 また新サービスについても、ドコモがVPNを使って家にあるPCと携帯電話を結ぶ「ポケットU」を発表。KDDIのau夏モデルでは割賦販売方式が検討されているといった一部報道があった。

 まだまだ進化を続ける携帯電話にこれからどんな機能が追加されるのか。そんなことを考えていたときにフト目についてのが、ITmedia Newsでおなじみのコルグ製シンセサイザー「KAOSSILATOR」。YouTubeやニコニコ動画でKAOSSILATORの演奏動画を見ると、バイエル数ページで挫折した身でも「これならナンか音楽っぽいことができるかも」と当時に、“携帯シンセサイザー”ならケータイに入っちゃうんじゃないの? と思ったのだ。

 すでにiPhone向けのニセKAOSSILATORも存在する模様。プロセッサの処理能力やメモリ容量など課題はいろいろあるが、今の携帯電話にはソフト音源や音声の外部出力機能はもちろん、タッチパネルやタッチセンサーといったデバイスが付いている。演奏時のイルミネーションがメインディスプレイだけでなく、サブディスプレイや背面パネルのLEDと連動すればより本格的(?)だ。

 さらに録音した音声や、PCから転送したサウンド素材をパッド操作で出力できるサンプラー機能があれば、いろいろな曲と「俺ら東京さ行ぐだ」をリミックスしたスンクロ率441.93%な演奏も即興でできるというもの。もっと簡易に、「へぇ〜ボタン」的に気に入った効果音をいくつか鳴らせるだけでも楽しそうだ。

 今でこそ“ケータイで音楽”というと、ダウンロード購入したデータの再生やAV家電との連携など、ミュージックプレーヤーとしての機能が注目されている。しかし10年前は、「着メロ本」を片手に自分で鳴らしたい曲を打ち込んでいた。さすがに作曲までしてしまう人は少なかったが、携帯電話がシンセサイザーとして楽器になりかけた時代があったのだ。

 ケータイを“シンセモード”に切り替えて、端末を指でなぞったり、サイドボタンを適当に押せばテクノっぽい音楽が演奏できる――。さらに通信機能を活用してCGMと連携できれば、新しい携帯電話の使い方として面白いと思うのだが、どうだろう。

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