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» 2008年05月28日 22時16分 UPDATE

WILLCOM FORUM&EXPO 2008:“もう1つの未来”は、ここから始まる――ウィルコムのコンセプトモデル

ぬいぐるみケータイ、単三乾電池3本で動くメール端末、W-OAM typeG対応のW-SIM、全面ディスプレイのメディアビューワ、アンテナが傘のように開くUSBデータカード――。“もう1つの未来”を目指すウィルコムが、さまざまなコンセプトモデルを披露した。

[後藤祥子,ITmedia]

 5月27日と28日の両日に開催された、ウィルコム主催のイベント「WILLCOM FORUM&EXPO 2008」。展示会場には発表されたばかりの「WILLCOM 03」や、7月中旬に発売予定の「WILLCOM D4」のタッチ&トライブースが設置され、活況を呈していた。

 展示のもう1つの目玉は、ウィルコムが目指す“もう1つの未来”をかいま見せるコンセプトモデルの展示。現行PHSの通信インフラを活用した端末からWILLCOM CORE(次世代PHS)向けの端末まで、多彩なデバイスが展示された。

sa_wf01.jpgPhoto WILLCOM 03とWILLCOM D4のタッチ&トライコーナーは、行列が絶えない盛況ぶり。来場者は熱心に機能を試していた

くまのぬいぐるみがケータイに――“くまふぉん”こと「WP013」

 2007年のWILLCOM FORUM&EXPOでコンセプトを提案した“くまふぉん”こと「WP013」は、実際に動く形で披露された。ぬいぐるみの中にはW-SIMが内蔵され、電話がかかってくると首を振りながら振動して着信を知らせる。左の耳には発話、右の耳には終話が割り当てられ、ぬいぐるみに内蔵されたマイクとスピーカーを使った通話が可能だ。

 足と手にそれぞれ異なる発信先を設定でき、手足を握るだけで最大4件の相手に電話をかけられる。説明員によれば、製品化も視野に入れて研究開発を進めているという。

sa_wf03.jpgPhoto 製品化を視野に開発を進めている“くまふぉん”こと「WP013」

防犯ブザーと位置情報付きメールの送信を連動――「nico.-bell」(WP007)

 子供の安心や安全を守るためのデバイスとして登場したのが“nico.-bell”こと「WP007」。丸い端末の中央がスイッチになっており、長押しするとブザーが鳴り出す。端末内にはW-SIMが内蔵され、ブザーが鳴ると同時にあらかじめ設定した相手に位置情報付きのライトメールを送信する。

sa_wf05.jpgPhoto 防犯ブザーと位置情報付きメールの送信を連動させた「nico.-bell」(WP007)

単三乾電池3本で動く「メール専用端末」――「Eメールマシン」(WP015)

Photo メール機能に特化することで消費電力を抑え、単三乾電池3本で動くようにした「Eメールマシン」。

 各種アプリの搭載を制限し、機能をEメールの送受信に特化することでバッテリー消費を抑えたのが「Eメールマシン」。小型のノートPCのようなこの端末は、開くとすぐ起動し、Eメールのやりとりや議事録の作成といったテキストベースの作業を即座に開始できるという。

 単三乾電池3本で稼働するのが特徴で、「出先でバッテリー切れになっても対応しやすい」(説明員)。

一見、固定電話。実はケータイ――「イエデン」(WP005)

 家のコードレス電話を“そのまま持ち出す”感覚で利用できるのが、「イエデン」。ケータイを使い慣れていない人でも、家にある固定電話と同じ感覚で使えるようにした。

sa_wf08.jpgPhoto 一見すると固定電話に見えるが、受話器部分をそのまま外に持ち出してPHSとして使える

sa_wf10.jpgPhoto 懐かしい黒電話をモチーフにしたモデルと、スタイリッシュなモデルの2つを展示

W-OAM typeG対応のW-SIMを参考出展――年内投入目指す

 展示会場でひときわ注目を集めていたのが、「W-OAM typeG」対応のW-SIM。現状、W-SIMの最大通信速度は、W-OAM対応の“赤耳”を利用した場合の204kbpsとなっているが、W-OAM typeG対応のW-SIMを利用すれば408kbpsでのデータ通信が可能になる。「年内の投入を目指して開発を進めている」(説明員)。会場のデモでは、343kbpsの平均速度が出ていた。

 また、204kbpsのW-SIMを4枚束ねて816kbpsの通信速度を実現する、「16xデータジャケット」(WP017)も展示され、デモでは受信733.6kbpsの平均速度が出ていた。ウィルコムではこれらの技術をWILLCOM CORE(次世代PHS)に生かすとしている。

sa_wf12.jpgPhoto W-OAM typeG対応のW-SIMは年内の投入を目指して開発中

sa_wf14.jpgPhoto 204kbpsのW-SIMを4枚束ねて816kbpsの通信速度を実現する、「16xデータジャケット」

電子新聞や動画コンテンツはバスルームで――「viewer」(XG002)

 WILLCOM CORE向けのコンセプトモデルとして披露されたのが、タッチパネルインタフェースを備えたメディアビューア「viewer」。電子新聞や動画コンテンツをバスルームで楽しめる完全防水仕様だ。ケータイというより、ポータブルナビやメディアビューワとして使うことを想定している。

sa_wf16.jpgPhoto 全面ディスプレイのタッチパネル対応モデル「viewer」

傘のようにアンテナが開く――「data-card for USB」(XG006)

 WILLCOM COREの高速通信を、より快適に使おうというコンセプトを形にしたのが「data-card for USB」。通信を開始するとアンテナが傘のように開き、ダイバーシティ効果でより高速な通信が可能になるという。

Photo 通信開始と同時にアンテナが傘のように開く「data-card for USB」

ハイクオリティの映像をリアルタイムでアップロード――「XG005」

 「映像/音声 送受信用アダプター」は、WILLCOM COREの高速通信を放送分野で活用するためのデバイス。アダプタにビデオカメラを接続して撮影すると、映像や音声をリアルタイムでアップロードでき、テレビやプロジェクターに接続すれば、映像や音声をダウンロードするツールとして利用できる。

Photo WILLCOM COREの高速通信を放送分野で活用できる「映像/音声 送受信用アダプター」

ケータイサイズのインテリジェントターミナル――「XG001」

 ケータイとして使いやすいサイズと、コンテンツビューワとして快適に利用できる画面サイズを両立させたのが、「intelligent-terminal」。組み込みソフトウェアをオープンにすることで、ユーザーのニーズに合ったアプリケーションを導入できるようにする。

sa_wf19.jpgsa_wf20.jpgPhoto タッチパネル対応のディスプレイを全面に配し、裏面にスライドオープン型のカメラを搭載

WILLCOM CORE時代のスマートフォン――「XG003」「XG004」

 日本でスマートフォン市場を開拓したウィルコムが考える、WILLCOM CORE時代のスマートフォンが、スライドボディの「smart-phone slider」(XG003)と、ストレートボディの「smart-phone bar」(XG004)。

 smart-phone sliderは4インチワイドの大画面ディスプレイを装備しながら小型薄型化を図り、フルキーボードを搭載した端末。smart-phone barは、1つのキーに2つのアルファベットを割り当てることで、入力のしやすさを確保しながらキーの数や端末の幅を最小限に抑えたモデルだ。

sa_wf22.jpgsa_wf23.jpgPhoto 「smart-phone slider」(XG003)

sa_wf25.jpgsa_wf26.jpgPhoto 「smart-phone bar」(XG004)

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