AQUOSケータイ SH906iTVの本命機能となるワンセグは、ドコモのシャープ製端末として初めてフレーム補間機能や「バーチャル5.1ch対応ドルビーモバイル」の搭載が興味を惹かれるところだ。ワンセグを含めた映像・静止画コンテンツは906iシリーズ最大の3.3インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)ディスプレイで再生できる。液晶パネルに1677万色表示対応のNewモバイルASVを採用し、非常にきれいで精細な表示が期待できる。
フレーム補間は15fps(毎秒15フレーム)のワンセグ番組を倍の30fpsにし、なめらかな動きの映像に補正する技術。実放送の前後フレームの映像内容を解析し、その中間のフレームをもう1つ独自に生成して挿入することで実現する。中間といっても単純な真ん中ではなく、映像の解析情報をもとに微調整がなされ、最適な中間フレームを生成するよう工夫されているという。フレーム補間は通常の番組も効果があるが、特に動きの激しいスポーツ映像──つまりオリンピック視聴などに適する機能としてアピールする。
そして、映画コンテンツなどでよく知られるドルビーの音響技術も盛り込む。前モデルの「SH905iTV」にも採用した、音楽や映画、スポーツといった番組のジャンル別に切り替えられるモバイル機器向けのドルビーモバイルに加え、イヤフォン使用時に5.1chサラウンドで聞こえるようになる「バーチャル5.1ch対応ドルビーモバイル」を搭載した。
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