ソフトバンクモバイル端末も、新機種の登場を控えるためか動きが少ない。
今回の首位はパナソニック モバイル製の「820P」が獲得。連続首位記録を「8」に伸ばした。
続いて2位にシャープ製の「812SH」(前回2位)、3位にパナソニック モバイル製の「920P」(前回4位)、4位に東芝製の「814T」(前回3位)、5位にシャープ製の「FULLFACE II 921SH」(前回6位)が入った。
今回のランキングでは、2008年春のハイエンドモデルである920PとFULLFACE II 921SH、「インターネットマシン 922SH」(今回9位、前回ランク圏外)が順位を上げた。ソフトバンクモバイルの夏モデルは「女性」をキーワードにしたモデルを多く投入するのが特徴で、9xx型番のハイエンドモデルはAQUOSケータイ新モデル「923SH」(7月上旬発売予定)とパナソニック モバイルの「921P」(8月上旬発売予定)の2機種のみとなる。今回順位を上げた3機種の動きは、新たに登場するハイエンドモデルが少ないならば、現行の気に入った機種を買ってしまおうという心理状況が働いたためだろうか。
それより、ハイエンドモデルを望むユーザーは7月11日の発売が決まった「iPhone 3G」待ちだろうか。6月4日の発表では「2008年中に発売」とあったので冬商戦向けなのかと勝手に思っていたが、まったく違っていた。
現在ソフトバンクショップや家電量販店などでは、発表早々に予約が殺到したために予約受け付けを打ち切ってしまったり、「iPhoneの予約は現在受け付けておりません」とわざわざPOPで告知する店舗も多く見かける状況。それだけ問い合わせなども多く、反響が大きい特別な機種であることがうかがえる。
7月11日の発売日まであと1カ月。おそらくiPhone 3Gと同時期に発売するであろう7月上旬発売予定の923SHとともに、ソフトバンクモバイルのランキングが大きく変動する日が待ち遠しくなってきた。
イー・モバイル端末は、上位の7.2Mbps通信対応のデータ通信端末が依然好調。ランキングに大きな変動はみられない。
首位はHUAWEI製のUSB型データ通信端末「D02HW」、2位にNECインフロンティア製のPCカード型端末「D02NE」、3位に東芝製の音声サービス対応機種「H11T」が入った。
音声サービス対応端末は、3位にH11T、5位に「EMONSTER(S11HT)」(前回6位)が入った。
さて、イー・モバイルも携帯他社と同じように、夏の新機種2モデル「H11HW」(HUAWEI製)と「EMONSTER Lite(S12HT)」(HTC製)を投入。このうちH11HWは早速6月14日に発売する。
H11HWは機能をシンプルにした分、初期費用を安くしたのが特徴。2年間の利用を条件にする「新にねん」プランの契約により5980円(追加の割賦金なし キャンペーン価格か、0円/1円とする店舗も確認)で購入できる。他社より安価な通話料金プランも用意する。
そして、PC用HSDPAモデムとしてもニーズがあると思われる。ケータイプランのPCデータデータ通信は上限4980円。通話でき、音楽プレーヤー機能“も”あるコンパクトなボディとともに、下り最大3.6MbpsのHSDPAデータ通信が可能で、BluetoothやUSB接続によるPCデータ通信用モデムとしても利用できるためだ。今後、USB接続タイプのデータ通信端末にとってはこのH11HWが意外な伏兵となりそうだ。
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