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» 2008年06月16日 07時00分 UPDATE

Mobile Weekly Top10:店頭プロモーションに、さわやかな香りを――こんなところにもウィルコム

レモン風味の発泡酒の店頭プロモーションに、さわやかなレモンの香り――。こんな販売促進をウィルコムの「D4」が実現する。

[後藤祥子,ITmedia]

 各キャリアが続々と夏モデルを発表したこともあり、今回のアクセスランキングには新モデルの記事がずらりと並んだ。中でも注目なのが、「iPhone 3G」関連のトピック。ソフトバンクから7月11日に発売されることが決まり、まだどのような販売チャネルで販売するかが決まっていないにもかかわらず、ショップには予約が殺到。早々に予約を打ち切るショップも出るなど、早くも争奪戦が始まっているようだ。iPhoneは世界のスマートフォン市場でシェア3位に食い込むなど健闘しており、スマートフォン市場における新たなユーザー層の開拓に期待が集まる。

 そして日本におけるスマートフォンのパイオニアといえばウィルコム。夏モデルの「WILLCOM 03」は、これまでのWindows Mobile端末のビジネス寄りのイメージを払拭するヴィヴィッドなボディカラーで登場し、サイズも一般的なケータイとほぼ同じサイズを実現。使い勝手の面でも、ケータイライクなユーザーインタフェースや機能を搭載するなど、こちらも新たなユーザー層の獲得が期待できる端末だ。

 そんなウィルコムが今後注力するとしているのが、サービスを利用するユーザーが、ウィルコムのデバイスやインフラであることを意識することなく無線ネットワークを使うような、いわばネットサービスの“裏方”的な事業。5月下旬に開催された「WILLCOM FORUM&EXPO 2008」の展示会場でも、こうした事例が紹介されていた。

 1つはW-ZERO3を利用した「Touch POP」。この店頭置き用の販促ツールには、2台のW-ZERO3が入っており、来店者はゲーム感覚で遊びながら商品の詳細情報やお勧めアイテムを知ることができる。ショップ側は来店者の年齢や性別、好きなキャラクターなどの情報を得られ、それを棚作りに生かせるという。

 「PHSはカバー率が広く、ショップがビル内にあっても室内アンテナを設置することで、簡単に通信環境を得られるのが利点」(説明員)

sa_tp01.jpgPhoto W-ZERO3のタッチパネルを生かした販促ツール「Touch POP」。コンテンツの更新や、取得したデータの送信にはPHS網を使う

 もう1つが「D4」を使った“香る販促ツール”だ。D4に香りを発生させる「アロマジュール」を接続し、センターからPHSのデータ通信を利用して、D4にCM映像やテロップ、HTMLを配信。HTMLには香りの発生を制御するコメントが入っており、どのタイミングで香りを出すか、強弱はどうするかなども指定できるという。「先月、ソフトクリームの販促でバニラの香りを出したところ、来場者の反応は上々だった」(説明員)

sa_tp04.jpgPhoto レモン風味の発泡酒のプロモーションでレモンの香りを出した際のシステム構成。「高い機能を備えながらコンパクトなサイズのD4は、店内でも置き場所を選ばず、スマートフォン以上のさまざまなことができる」(説明員)

 ウィルコムはほかにも、基地局に設置した定点カメラと車載システムを連携させ、渋滞情報などを提供するサービスを計画中で、30社を超える協賛を得て研究会を立ち上げる予定。WILLCOM COREの開始を待つまでもなく、“こんなところにもウィルコム”が徐々に増え始めているようだ。

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