ニュース
» 2008年06月18日 12時20分 UPDATE

WWDC'08基調講演まとめ(後編):「iPhoneは電話のあるべき姿を永遠に変えた」 (1/3)

WWDC 2008の総括として、3部構成の基調講演を前編、中編で詳しく紹介してきたが、最後は最大の目玉である「iPhone 3G」を取り上げる。

[林信行,ITmedia]

 WWDC 2008基調講演の詳報として、これまで第1部の「iPhone 2.0」、第2部の「MobileMe」を前編と中編に分けて見てきた。第3部はもちろん、Web閲覧を2倍以上高速にし、価格を半分に引き下げた「iPhone 3G」だ。

初代iPhoneの驚くべき実績

og_wwdc03_001.jpg 6月29日はiPhoneの1歳の誕生日

 「MobileMe」の紹介を終えたジョブズ氏は、数週間後には「iPhoneが最初の誕生日(出荷から1周年)」を迎える、と切り出した。

 ジョブズ氏はいくつかの写真を見せながら、初代iPhoneの発売がいかに盛り上がったかや、「Best Invention of the Year(年間最優秀発明賞)」など、数々の賞を受賞したことを振り返り、こう続けた。

 iPhoneこそが「電話のあるべき姿を未来永劫(えいごう)変えてしまった電話」だと。

og_wwdc03_002.jpgog_wwdc03_003.jpgog_wwdc03_004.jpg 初代iPhoneの発売は一大イベントになった(写真=左)。TIME誌の「BEST INVENTION OF THE YEAR」を受賞(写真=中央)。The Phone that has changed phones forever.(写真=右)

 だが、ジョブズ氏は続けて言う。それ以上にすばらしいのは「ユーザーがiPhoneを愛してやまない」ということだ。同氏は初代iPhoneに対する消費者の反応を示すいくつかの統計を紹介した。

 まずは「顧客満足度90%」――今日、いったいiPhone以外に顧客満足度90%の商品なんてあるだろうか、とジョブズは言う。

 98%の人がiPhoneを使ってWebブラウジングをしている。「iPhoneが出てくるまで、携帯電話を使ってPC用のWebを見る人はほとんど皆無だった」。そして「94%が電子メールを利用」「90%がテキストメッセージングを利用」「80%の人が10以上の機能を利用」と続けていく。

 ジョブズ氏は言う。「ほかの携帯電話では、10もの機能を呼び出そうなんていう思いにも至らない。この結果は驚くべきことだ」――アップルは最初の1年間で600万台のiPhoneを出荷した。

og_wwdc03_005.jpgog_wwdc03_006.jpg 顧客満足度90%も重要だが、98%の人がWebブラウジングをしていることはさらに重要だとジョブズ氏(写真=左)。iPhoneは今のところ600万台を出荷した(写真=右)

iPhoneが取り組むべき課題――iPhone 3Gへ

og_wwdc03_007.jpg

 ジョブズ氏は、続いてiPhoneが次に取り組むべき5つの課題を紹介した。

 1つめは、3Gへの対応。

 2つめは、企業情報システムへの対応だ。

 3つめは、サードパーティアプリケーションのサポート。

 4つめは、さらに多くの国への進出。

 5つめは、もっと手頃な価格設定。

 アップルの調査によれば、iPhoneを持っていない人の56%が「買わない理由」として「価格」を挙げているという。

 「iPhoneが最初の誕生日を迎えるにあたって、我々はiPhoneを次のレベルに引き上げようと思っている。今日、我々はiPhone 3Gを発表する」。

 ジョブズがこう宣言すると、会場からは歓声があがり、喝さいが鳴り響いた。

og_wwdc03_008.jpg iPhone 3Gを発表

       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.