ソフトバンクモバイル端末はドコモやauと異なり、新機種の登場はややスローペースだ。ただ今回の販売ランキングは、細かいながらもいくつかの変動が見られた。
首位はパナソニック モバイル製の「820P」が獲得。連続首位記録を「9」に伸ばした。
続いて2位にシャープ製の「812SH」(前回2位)、3位に東芝製の「814T」(前回4位)、4位にパナソニック モバイル製の「920P」(前回3位)、5位にシャープ製の「GENT 812SH sII」(前回6位)が入った。
今回の注目機種は10位に入ったディズニー・モバイルの「DM002SH」。DM002SHは“シンデレラ”をモチーフに、ディズニー・モバイル独自のサービスとともにブリリアントカットを施した宝石のようなデザインが特徴の端末。6月7日に発売された。
ディズニー・モバイルの端末は機種数がまだ少ないため、諸事情でソフトバンクモバイル(とキャリア総合)に含めてある(ソフトバンクモバイルの2008年夏モデルとしてもラインアップされている)が、なによりこの販売ランキングで初めてランクインを果たしたのが非常に喜ばしい。同時に、新機種で売れるのはハイエンド機種である傾向が強いソフトバンクモバイル端末の中で、ディズニー・モバイルの新機種は「かなり売れている」ことが分かる。
イー・モバイル端末は前回と変わらず7.2Mbps通信対応データ通信端末に人気が集まるが、6月10日に発表した新機種効果か、下位のいくつかの端末で順位の変動がみられた。
首位はHUAWEI製のUSB型データ通信端末「D02HW」が獲得。続いて2位にNECインフロンティア製のPCカード型端末「D02NE」、3位にHUAWEI製のExpressCard型端末「D03HW」(前回4位)が入った。
今回は、6月14日発売の新機種「H11HW」が初登場9位で登場した。H11HWは機能をシンプルにした分、初期費用を非常に安価とする価格設定が特徴の音声サービス第3弾端末。「新にねん」プランの契約により初期費用5980円と発表されたが、発売当初からいきなり「0円/1円」とする店舗を多く見かけた。音声端末としての機能は確かに他キャリアの端末よりシンプルだが、やはり「安価」は大きな武器になる。また、イー・モバイルのケータイプランはPCのHSDPAデータ通信も上限4980円で利用でき、H11HWはUSBかBluetooth接続でPC用のHSDPAモデムとして使える。
もう一方のハンドセット型音声端末「H11T」はH11HWの影響か、4位へ順位を下げている。
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