ケータイクーポン、「ファストフード」の利用が顕著に

» 2008年08月06日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ネットエイジアは8月5日、ケータイクーポンの利用実態に関する調査の結果を発表した。調査は7月31日から8月4日まで、15歳から39歳のケータイユーザーを対象に行ったもので、有効回答数は455人。

 同調査によれば、ケータイクーポンを「利用したことがある」と回答したユーザーは52.1%、「知っているが利用したことはない」が34.3%で、利用経験も含めたケータイクーポンの認知率は86.4%となった。男女別に見ると、女性での利用率が58.3%と、男性45.1%に比べ高くなっている。

 ケータイクーポンの利用経験者に、利用したことのある業種を複数回答形式で聞くと、「ファストフード」が最も多く79.3%、 次いで「CD・ビデオレンタル店」が40.1%だった。3位以下は「その他飲食店」が30.8%、「ファミレス」が26.6%、「カラオケ店」が15.2%、「映画館」が13.9%となっている。

 ケータイクーポンを取得、利用するために会員登録している店の業種は、「ファストフード」が73.0%でトップ。昨年11月調査に比べ4ポイント上昇している。以下「CD・ビデオレンタル店」が35.0%、「その他飲食店」が19.8%、「ファミレス」が17.3%、「カラオケ店」が11.0%と並んだ。「現在よく利用している」「お得だと思うケータイクーポン」を自由回答で聞いたところ、「マクドナルド」を挙げる回答が多く、その他では「TSUTAYA」を挙げた回答者も多かった。

 ケータイクーポン利用経験者が、ケータイクーポンについての情報を知る方法は、「ケータイメルマガ」が65.4%で最多となり、「お店のケータイホームページ」が32.5%、「クーポン情報サイト」が25.7%と続いた。そのほか「フリーペーパー」が24.9%、「店頭のポスター・チラシ」が24.1%、「メルマガ以外のお店からのメール」が15.6%となっている。

 回答者全体の46.2%がケータイクーポンは「便利だと思う」と回答し、36.0%の「まあまあ便利だと思う」という回答と合わせて82.2%が便利だと感じていることが分かった。特に女性では86.8%、年代別では10代で86.7%、キャリア別ではソフトバンクユーザーで90.2%と高い比率を示している。

 今後のケータイクーポン取得方法で良いと思う方法を複数回答で聞いたところ、「クーポン情報サイトで欲しいときに取得する」が38.2%でトップ、次いで「新しい情報が出るたびにメールで受け取る」が33.8%、「1週間に1通程度メールで受け取る」が32.5%、「お店のケータイホームページで欲しいときに取得する 」が29.9%となった。しかし、利用経験者では若干の差があり、経験者はメールで情報を受け取るメールプロモーションタイプを歓迎しているのに対し、未経験者は自ら情報を取得する方を好む傾向が見られた。

 今後ケータイクーポンを利用したい店の業種は、「ファストフード」が68.1%でトップ。以下「コンビニ」が58.0%、「ファミレス」が51.2%、「CD・ビデオレンタル店」が48.4%、「映画館」が47.0%、「ドラッグストア」が44.4%の順となった。

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