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» 2008年08月07日 20時36分 UPDATE

「WILLCOM 03」ロードテスト:第6回 ここをいじれば「WILLCOM 03」はもっとサクサク

Windows Mobile端末としてかなり完成度が高い「WILLCOM 03」は、ノーマルでもかなりサクサク動く。設定項目の見直しに加え、オンラインソフトを使うことでさらに快適に動くようになる。

[memn0ck,ITmedia]

 前回は、「WILLCOM 03」の動作速度のインプレッションと、手軽に動作速度をアップできる方法を紹介した。今回は、WILLCOM 03の各設定項目を細かくチェックして、さらにサクサクを動くようにしてみよう。

yo_wi01.jpgyo_wi02.jpg WILLCOM 03のイルミネーションタッチキー。表示内容を切り替えることで、十字キーとダイヤルキー役割を使い分けられる

 前回紹介した、キーリピートの速度を「上/下コントロール」設定で速くすることで体感速度を向上する方法と同じくらい簡単なのが、イルミネーションキーの振動をオフにすることだ。

 WILLCOM 03のイルミネーションキーはタッチパネルと同じ原理のため、ダイヤルキーのように押した感触がない。それを補助するため、押されたことを感知すると端末が“ブルッ”と振動するが、押してから振動するまでにズレが生じてしまう。そのため、連続して操作すると振動が追いつかなくなったり、振動が終わるまで操作をためらってしまうなど、感覚的な遅さを感じさせるシーンも多い。タッチパネルとイルミネーションキーの操作に慣れたら、思い切ってオフにしてしまったほうが機敏に使えるだろう。

photo 「スタートメニュー」→「設定」→「システム」タブ→「ユーティリティ」→「キータッチ振動」から、振動機能をオン/オフできる。イルミネーションキーも少し慣れてくれば、振動しなくても押したかどうか分かるようになる。オフにしても問題はないだろう

ホームメニューを他のランチャー/タスクマネージャアプリに変更

 サクサク感を高めて端末を快適に使うには、動作速度を速くすることに加えて、できるだけ簡単に機能やアプリケーションを呼び出せるよう使い方を工夫するのも大切だ。

 標準状態のWILLCOM 03で[MENU]キーを押すとホームメニューが起動するが、前回取り上げたように、ホームメニューの動作速度はちょっともっさりしている。せっかく押しやすい場所にある[MENU]キーを活用するためにも、よく使うアプリや、もっと軽快に動作するランチャーやタスクマネージャに変更してみたい。

 [MENU]キーで起動するアプリは、端末内のレジストリを書き換えることで変更できる。それを簡単に行えるのが「メニューボタン起動アプリ切替ツール」(kero氏作)だ。

 端末にインストールすると、「スタートメニュー」→「設定」→「個人用」タブ→「Today」に「ホームメニュー選択」というタブができるので、任意のアプリケーションを割り当てられる。

photo 「メニューボタン起動アプリ切替ツール」を使うと[MENU]キーに任意のアプリケーションを割り当てられる

よりサクサク動かすには「キャッシュサイズ変更」なども

 最近のWindows Mobile搭載機は昔と比べて搭載メモリが増加しているが、フォントやディスクのキャッシュは依然小さい値のままに設定されている。これを大きくすることで、システム全体がキビキビと動作するようになる。

 この設定もレジストリを変更しなければならないのだが、手軽に行うならフリーウェアの「Pocket の手 for Windows Mobile 5.0」(Mikio Fukushima氏作)がお勧め。特にフォントキャッシュの変更はやっておいたほうがいい。

 ほかにもPocketの手は、アニメーション表示をオフにするなどの設定が行える。配布ページにある詳細な使い方を参照して、自分に合わせたカスタマイズをしてみてほしい。

photophotophotophoto Pocketの手の画面。Windows用のカスタマイズユーティリティ「窓の手」のWindows Mobile版ともいえるアプリケーションだ。各種レジストリの変更を簡単に行えるWILLCOM 03ユーザー必須のアイテム

 WILLCOM 03のサクサク感をアップさせるTipsをいくつか紹介してきたが、もともとWILLCOM 03はWindows Mobile機としてかなり高速動作するモデル。最近のワイドVGA液晶を搭載した携帯電話のほうがもっさりしていることもあり、全体的な動作速度はノーマルなWILLCOM 03のほうが断然速い面もある。

 標準状態でも設定を見なおすことさらに快適に使えるようになるほか、オンラインソフトとして配布されているユーティリティやランチャー/タスクマネージャを導入すれば、さらに細かいカスタマイズが可能だ。

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