ソフトバンクモバイル端末は、発売から約1カ月が経過した「iPhone 3G(16Gバイトモデル)」の人気が衰えない。連続首位記録を「5」に伸ばし、キャリア総合ランキングでもソフトバンクモバイル端末で唯一6位に入っている。
続いて2位にシャープ製の「AQUOSケータイ 923SH」、3位に同じくシャープ製の「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH(Elegant Line)」、4位に同じく「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH(Active Line)」(前回10位)、5位にパナソニック モバイル製の「820P」という順になった。
8月に入り、iPhone 3Gの品不足傾向はかなり解消されている。最近は携帯ショップの契約カウンターでiPhone 3Gの黒や白の箱とともに契約手続きをする人もよく見かける。その一方で、iPhone 3Gを望むハイエンド層におおむね行き渡り、“ケータイ”としての基本機能や安価さを望む一般層はそれほど取り込めていないといわれる現状から「ブームは息切れ」という見方もある。とりあえず8月第2週時点では、iPhone 3Gはソフトバンクモバイルのどの機種より売れているが、今後の順位がどのように変動するか見守りたい。
今回大きく躍進したのはTHE PREMIUM WATERPROOF 824SH(Active Line)。前回の初登場10位から今回は4位にまで上がってきた。3位のElegant Lineとともに「防水ワンセグ+スリムで華麗なデザインとカラー」がかなり好評のようだ。8xxシリーズで発売直後に人気が出た端末として、2007年度のソフトバンクモバイル端末で最も売れた「812SH」があるが、この2機種も同じように長期間で人気を得る機種に成長することを期待したい。
なお、812SHは2008年8月現在もTOP10圏内を維持しており、今回は8位に入っている。ただ、ここ最近はじわじわ順位を下げてきている。機能とデザイン性に優れ、かつ値下げにより安価になった端末も増えたことで、そろそろ世代交代の時期だろうか。
次の新機種は、東芝製の“オトナ”ワンセグ「823T」とコンパクトな有機ELワンセグ「821SC」(2008年春モデル)の新色モデルが8月16日に登場する。821SCは今回7位に入っているが、新色追加の効果でさらに人気は上がるだろうか。
イー・モバイル端末のランキングはUSBスティック型の新機種「D11LC」の躍進で、かなり順位の入れ替えがあった。
首位は7.2Mbps通信対応のUSB型データ通信端末「D02HW」。続いて2位にExpressCard型の「D03HW」、3位にD11LC、4位にPCカード型の「D02NE」(前回3位)、5位に東芝製の音声サービス対応端末「H11T」(前回4位)が入った。
登場2週目のD11LCは前回の6位から3位に浮上。長く続いていた7.2Mbps通信対応3モデルの一角を崩した。D11LCはUSB接続タイプということでPCの適用範囲が広く、WindowsはもちろんMac OS Xでも利用できる。このほか、現在、家電量販店などで非常に目立っている「イー・モバイルの契約でモバイルPCが100円」用にD11LCを選択するユーザーも多いようだ。
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