第2回 バッテリーの“持ち”は少し心配──そのため充電環境の確保も重要クルマで使う「iPhone 3G」(1/2 ページ)

» 2008年08月27日 19時38分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 「iPhone 3G」のバッテリーは、使い方にもよるが決して長く持たないのはご存じのとおり。今回のテーマであるクルマの利用においては、通話のためにBluetoothを有効にし、音楽を再生し、要所で何らかの検索をするためにWeb通信や地図表示、そして時にはカメラも使う。やはり1日持たすのは難しく、クルマで外出するのであれば車内に充電機器を前もって準備しておくと安心できる。

photophoto USB出力型のシガーライターソケット型充電器で充電。iPhoneかiPodしか使わないのであればDockコネクタ直付けの専用タイプがやや安価だが、FOMA/ソフトバンク3GやCDMA 1X WIN、PDC、mini USB、ニンテンドーDS Lite用など各種コネクタを付け替えられるタイプを選ぶと、いざというときに家族や友人の機器も充電できるので重宝する

 クルマでは、DC12ボルトのシガーライターソケットから電源を得るのが最も手っ取り早い。カー用品店や家電量販店のケータイ周辺機器コーナーに行けば、シガーライターソケットから給電するタイプの携帯充電器がいくつも見つかるだろう。iPhone 3G用にはiPod用端子(Dockコネクタ)のアダプタが付属するUSBケーブル型などが応用できる。シガーライターソケットから家庭用のAC100ボルトに変換するコンバータを利用する手段もあるが、iPhone 3G用としては大げさでやや値も張るため、今回は見送った。

photo 製品によって、充電できないものもある。購入時はパッケージに「iPhone 3G対応」とある製品か、Apple Storeで紹介されている製品を選んでおくと安心だ

 ただし、製品によっては「このアクセサリはiPhoneでは動作しません。充電には対応していません」と表示され、充電できないものがあるのには注意したい。第4世代のiPod用として数年前に購入した、Dockコネクタ用端子直付けの巻き取りケーブル型シガーライターソケット充電器が使用できなかった。

 ちなみに、充電器においては家庭用のACアダプタを利用する際にも汎用品が使えない場合がある。家電量販店などで売っている1000円ほどのUSB型汎用携帯充電器を所持する人も多いと思うが、手元にあったこれら汎用充電器がほとんど全滅。単三形のニッケル水素バッテリーを用いるソニー「CP-3H2K」などの汎用ポータブル充電器も使えなかった(後日試したら使用できました)。

 付属する「Apple USB 電源アダプタ+Apple DockコネクタUSBケーブル」は当然だが大丈夫、「Apple コンポジット AV ケーブル付属の充電器+汎用のUSB−Dockコネクタケーブル」も大丈夫。ただ、第4世代のiPodに付属した、やや古いIEEE1394接続タイプの充電器が使用できなかった。Apple標準の充電器であれば大丈夫というわけでもないようだ。

photophoto 左:各種シガーライターソケット充電器。右のDockコネクタ直付けタイプが使用できなかった。中央のやや大きなタイプはアキバのどこかの店で買った数百円の激安品だが、こちらは使えた。リール付きminiUSB端子にさまざまな端子を付け替えて利用できる。外したシガーライターを保持しておける穴もあいてる(こんな穴、いらないけど)。これのみ箱を保存しておいていたので、出力仕様も分かった。「出力5V/500mA」と書いてあった。 右:第4世代iPodに付属していたIEEE1394接続タイプの純正ACアダプタとiPhone 3Gに付属する「Apple USB電源アダプタ」。IEEE1394接続タイプは使えなかった
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