第4回 AVケーブルでiPhone 3Gを動画&YouTubeプレーヤーにクルマで使う「iPhone 3G」(2/2 ページ)

» 2008年09月01日 17時41分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
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「Appleコンポジット AVケーブル」で遊ぶ

 カーナビやカーテレビなど外部AV入力を備えるクルマであれば、オプションの「Appleコンポジット AVケーブル」(5800円 以下、AVケーブル)を用意するともっと楽しく遊べる。やや高価なのが躊躇するところだが、数千円するACアダプタ(種類は異なるが、例えば現Apple USB電源アダプタは3400円)が付属するので正味2000円くらいといったところ。このほか、同等の機能を備えつつ、やや安価なJTT製「iPhone/iPod AV出力&チャージケーブル(AC付き)」(4580円ほど 関連リンク参照)といったサードパーティ製品もある。

photophoto Appleコンポジット AVケーブルとRCA延長コネクタ。AVケーブルの長さは約1.8メートル。自車は外部入力端子が後方のトランクにあるので、RCA延長コネクタを用いてケーブルを延長させている。普通車であれば5メートルあれば足りると思う(ケーブルをうまく這わせて隠すため、ケーブルの長さは余裕があったほうがよい)

 AVケーブルはRCA端子−Dockコネクタの変換と、充電用のUSB端子を備えるキットとなっている。USB端子はUSB型シガーライターソケット充電器に接続してバッテリー切れの心配をなくしつつ、カーナビのディスプレイでiPhone 3G内の動画コンテンツを表示するという計画だ。

 表示画質は出力する外部ディスプレイや再生するファイルのクオリティにもよると思うが、白飛びが激しく、のっぺりとぼけたものだったP903iTVの映像出力性能に比べると、驚くほど“普通”。筆者目では「意外に大丈夫だ。これなら使える」と思えるほどの画質で出力された。AVケーブルを接続して動画を再生すると、iPhoneのディスプレイから外部ディスプレイへ出力が自動的に切り替わる。

 外部出力は、iPod機能の動画ファイル以外にYouTubeやYahoo!動画(ベータ版)で視聴するストリーミングコンテンツにも対応。このほか「Virgin Radio」などのインターネットラジオアプリで音声を出力できた(ただ、「Truveo」などの動画共有アプリでは音声しか出力できなかった)。

photophoto iTunesで同期した動画を再生。再生すると外部ディスプレイへ出力が自動的に切り替わる。標準のYouTubeアプリで再生する動画も外部出力可能だ
photophoto 携帯向けサービスの「Yahoo!動画(ベータ版)」も大丈夫。YouTubeも含めて、通信状況によっては映像がとぎれる可能性はあるものの、これができるのとできないのでは「楽しさ」がまるで違う
photophoto 動画検索アプリ「Truveo Video Search」(無料)では、映像を外部出力できなかった(音声は出力された)
photo Webラジオアプリの「Virgin Radio」(無料)は音声を出力可能。カーステレオで聞く日本のFM/AMラジオなどに飽きたらこちらを使ってみる手もある

 ちなみに動画再生はかなりバッテリーを消費するので大いに注意したい。充電しないで使っていると、ふと気がつくと「バッテリー残量が少なくなっています」というメッセージが表示されていることだろう。

 (次回へ続く)

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