ポスターにかざして広告受信──「スマートポスター」システムの実証実験

» 2008年09月02日 14時42分 公開
[ITmedia]

 ソフトバンクモバイルとNTTデータ、日立製作所、ジェムアルトの4社は9月2日、近距離無線通信技術(NFC)対応携帯を用いた「スマートポスター」システムの実証実験を千葉県の複合型商業施設で開始した。実験を通じてNFC携帯を活用した情報提供サービスの有効性を検証する。

 実験はNTTデータとジェムアルト開発のスマートポスター用アプリケーションをNFC携帯に搭載、商業施設に設置する映画の告知用“スマートポスター”を設置して行う。ICタグを内蔵したスマートポスターに端末をかざすことで、その映画に関連したデジタルコンテンツを受信、さらに入手した情報からTV向け映像配信サービス(日立製作所開発)により大画面テレビでも映像を視聴できるようにする。実施期間は2008年9月2日から10月31日。千葉県の複合型商業施設において、関係者30人程度のモニター数で行う。

 NFC技術は、QRコードを用いるプロモーション方法より手軽に情報を入手でき、安価かつ電源不要のICタグを用いることで低コストでの導入も可能とする。ユーザーが街角で興味を持った内容に携帯をかざすだけで多彩なプロモーション広告へ導けるメリットを生かし、販促活動や顧客分析、プロモーション効果の測定などへの活用を図る。

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