もちろんiPhone 3GのGPS機能を利用して、ナビゲーション以外のことでも「遊べる」。
筆者の最近のお気に入りアプリは「iTrail」(350円)。iTrailはiPhoneのGPSを利用して経路や速度、移動距離などを記録するアプリで、au携帯のランニング/ウォーキング支援サービスサービス「au Smart Sports Run&Walk」っぽいことを実現できる。
GPSの位置情報を5秒から60秒間隔で逐次記録し、Googleマップ上で移動軌跡を表示できる「GPSログ」として利用できる。記録したGPSログは、Google Earthなどで利用できるKML/GPXデータの書き出しにも対応し、PCでも確認、管理できるのが大きな特徴だ。
計測手段はランニングやサイクリング、ウォーキング、ドライブなどから選択可能。スケーティングやスキー、乗馬、セーリングなども選べるが、これで何か計測方法が変わるかというとおそらくは変わらず、ログとして分類しやすくするためのものだと思われる。やや速く移動するクルマ用のGPSロガーとして利用する場合は、計測間隔を短めに設定しておくとよいだろう。その分、バッテリーは早く消費するが、クルマであれば充電したまま運用できる。ちなみに充電しないで使うと、筆者のiPhone 3Gは2時間ほどでバッテリーが切れた。
GPSログをGoogle Earthで見ると、思わずにんまりしてしまうほど。立ち寄り地点もしっかり記録しておくと、その情報も表示できる。
地図を拡大してじっくりログを確認すると、トンネルや木々が生い茂る場所など、GPSを捕捉できなかった箇所もいくつかあるようだが、だいたいの経路は記録できている。同じくジオタグを埋め込める写真とともに活用すると、よりいっそう遊べることだろう(ただしiPhone 3Gで埋め込むジオタグは、現時点では若干のバグがあるので注意したい。立ち寄り地点で撮った写真は、はるか太平洋の沖で撮ったことになっていた)。
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