ポケットに「健康サポート」を──SH706iwの“w”が意味するものとは(1/2 ページ)

普段の食生活や運動習慣は、気を付けていてもなかなか管理するのは大変だ。しかし「SH706iw」があれば、1日の運動量や食事量が記録できるほか、計測したデータを基にしたアドバイスなども受けられる。「ケータイで健康」とはどういうことなのか。SH706iwの機能に迫った。

» 2008年09月05日 10時00分 公開
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 多くの人が、1日のうちの大部分を一緒に過ごす”携帯電話”は、カメラになり、おサイフになり、そしてテレビにもなって、いつしか“ケータイ”へと進化した。そして今、ケータイには新たな役割が期待されている。それが健康管理だ。

 2002年8月に、健康維持を国民の義務と定めた健康増進法が施行されて以来、受動喫煙やメタボリックシンドローム、生活習慣病など、健康を脅かすさまざまな要因に注目が集まり、“健康”そのものに対する関心も高くなった。こうした社会全体の意識の高まりとともに、「常に身につけているケータイを使って健康を管理する」ことを目指した端末も登場している。

「SH706i」に健康管理機能を融合

 シャープの「SH706iw」は、ユーザーの健康管理をサポートする機能を搭載して生まれたケータイだ。SH706iwの”w”には、wellness(ウェルネス)という意味が込められている。70xiシリーズの高機能端末「SH706i」をベースに、健康管理に役立つ機能を融合している。

PhotoPhotoPhoto SH706iwはWhiteとBrownの2色展開。Whiteはややパールのような輝きをまとった光沢のある白、Brownは落ち着きのあるマットな茶色だ。光TOUCH CRUISER周りと裏面のカメラ周りにアクセントがある

 SH706iwとSH706iを並べてみると、その外観にはあまり違いがないことが分かるだろう。強いて挙げるなら、端末を閉じた状態で正面から見るとほぼ黒一色のSH706iに対して、SH706iwは茶色と白という、優しく包み込むようなやわらかな色合いとなっているが、光学センサーを内蔵した光TOUCH CRUISERなどのキー配置や3インチのフルワイドVGA(480×854ピクセル)表示が可能なNewモバイルASV液晶などは共通だ。

 ケータイとしての基本機能はSH706iのものをほぼ踏襲しており、倍速表示で滑らかな映像が再生できるワンセグや有効約200万画素のカメラ、おサイフケータイ、周囲からの視線をブロックしてのぞき見を防ぐ「新ベールビュー」、ステレオイヤフォン装着時に自然で臨場感あふれる高音質サウンドが楽しめるドルビーモバイルなどを搭載。もともと高機能なSH706iがベースになっているため、最新端末に求められるスペックは満たしている。

PhotoPhotoPhoto SH706iと並べてみると、ディスプレイ周りの“顔”のイメージが大きく異なるのが分かる。裏面には脈拍センサーを搭載しており、若干厚さが増している

歩数計と脈拍計で運動習慣をサポート

 こうした基本機能に加えて、SH706iwが装備しているのが、歩数計と脈拍センサーだ。さらに各種の測定データやユーザーの身長、体重、食生活などを分析して最適な健康管理方法をアドバイスする専用のiアプリ「KARADA TUNE」をプリインストールしている。

 SH706iwの歩数計は、端末がどの向きになっていても歩数を計測できる3軸センサーを採用している。いわゆる市販の歩数計のように腰に付けておく必要はなく、首からぶら下げたり、スーツやワイシャツの胸ポケット、ズボンのポケット、カバンの中などに入れておいても歩数の計測が可能だ。

 歩数計で記録した歩数は、待受画面に表示してくれるので、ケータイを使うたびに自然とどれくらいの歩数を歩いたかが目に入る。あらかじめ身長などのプロフィールとともに歩幅を登録しておけば、歩いた距離や消費カロリーも確認できる。

PhotoPhoto 歩数計で計測した前日の歩数と当日歩いた歩数は待受画面で確認できる

 メニューから「ウェルネス」を選び、「歩数確認」を実行すると、合計歩数だけでなく燃焼した脂肪の量をグラム表示で見られる。また、合計歩数のうち、毎分60歩以上のペースで10分以上連続して歩いた場合の「しっかり歩数」「しっかり歩行時間」を別途計測してくれているので、単純に移動のために歩いた歩数と運動になった歩数を分けて参照できる。

PhotoPhotoPhoto 「歩数確認」では、KARADA TUNEを起動せずとも実際の歩数やしっかり歩数、消費カロリーが確認できる。表示は1日分のほか、1週間分や累積の数値にも切り替えられる
PhotoPhotoPhoto さらに細かく歩数や消費カロリーを確認することも可能。日ごとのグラフ表示や実際の数値表示、また1日のうち何時ころどれくらい歩いたのかもチェックできる

 脈拍センサーは、日常の脈拍数を管理するというよりは、歩数計と組み合わせて、ウォーキング時のアドバイスを受ける際に活用する。具体的には、アラームを設定してから約10分間ウォーキングをした際の脈拍を計測し、あらかじめ設定した目標値と比較して、ペースが速すぎないか、あるいは遅すぎないか確認できる。

 脈拍の測定は、裏面のカメラの下にある長円形のセンサー部分に人差し指を当てて行う。測定は数秒で完了し、画面に脈拍が表示される。測定結果は「安静時」か「ウォーキング直後」のものかを指定して最大300件まで履歴として保存しておける。300件を超えたものは古いものから自動的に上書きされていく。また測定後に「目標比較」を行うと、ウォーキング時の最適な脈拍数と比較して、ペースが遅かったか、速かったか、次にウォーキングする際にはどうすべきか、といった助言が受けられる。

Photo 脈拍の測定は、人差し指を端末裏側にある脈拍センサーにそっと押し当てて行う
PhotoPhotoPhotoPhoto 脈拍を測定すると、その場で数値が確認できる。測定時間は数分ほど。結果を保存する場合は、測定値が安静時のものかウォーキング直後のものかを指定。安静時の結果から、ウォーキングの強度に合わせた最適な目標脈拍数を導き出してくれる
PhotoPhoto ウォーキングの直後に脈を測り、その場で目標脈拍数と比較することも可能。その際には最適なペースでウォーキングができたかどうかを判定してアドバイスしてくれる。ウォーキングを始める前に、脈拍を測るタイミングのアラームをセットしておくこともできる

食事を管理し、アドバイスをくれる「KARADA TUNE」

 SH706iwで記録した毎日の歩数は、単にデータとして蓄積していくだけでなく、それを基にしてさまざまなアドバイスを受けることが可能。その役目を担うのが、専用のiアプリ「KARADA TUNE」である。

 健康の管理は、単純に記録をとり続けるだけでは十分ではない。体の状態に合わせた「適度な運動」と「バランスの取れた食事」が重要だ。KARADA TUNEは、SH706iwが持つ各種の通信機能と歩数計を活用するための統合アプリケーションで、ウォーキングによる適度な運動のサポートと、ユーザーが入力した食事による摂取カロリーに応じた適切な食事のアドバイスなどを行う。

 KARADA TUNEは、メインメニューを開くと最初に選択されている「ウェルネス」メニューから「指定iアプリ起動」を選ぶと呼び出せる([iモード]キーを長押ししてiアプリ一覧を表示し、「KARADA TUNE」を選んでもいい)。

PhotoPhotoPhoto KARADA TUNEは、メインメニューを開くと中央にある「ウェルネス」メニューを選び、「指定iアプリ起動」を選択すると起動する。上部が「ウォークLive」、下部が各機能にアクセスするためのメニューとなっている

 メイン画面の最上部は、目標歩数と現在の歩数に応じたグラフィックを表示する「ウォークLive」になっており、現在の状況がキャラクターや数値で一目で確認可能だ。画面上の「モクヒョウ」と書かれたモクヒョウキャラと「イマ」という表示があるイマキャラの2種類のキャラクターの距離で歩数の目標達成率が分かる。

 さらに摂取カロリー量に応じてモクヒョウキャラのグラフィックが徒歩→キックスケーター→自転車と変化したり、目標達成率に応じてイマキャラのグラフィックが腹巻きをしたおじさんから男性に抱きかかえられて歩いている状態に変わったりと、ユニークな仕掛けもある。毎日KARADA TUNEにアクセスしていると、背景の画像も砂漠から表参道、上海、フィレンツェ、ハワイといったイメージ画像に変化し、利用者を楽しませてもくれる。

 ウォークLiveの下は、KARADA TUNEのメニュー画面になっており、ここからさまざまな機能が呼び出せる。メニューには「コラム」「アドバイス」「健康辞書」「ヘルシオメニュー」「成果確認&プロフィール」「食事データ」「健康データ」「ランキング」「HELP/設定変更」が用意されているが、よく使うのは中央の「成果確認&プロフィール」と「アドバイス」それに「食事データ」の3つだ。

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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年9月30日