NTTドコモ、船舶モバイル通信キャリアのBlue Ocean Wirelessに出資

» 2008年09月11日 23時02分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは9月11日、船舶向けにGSM方式の携帯電話サービスを提供するBlue Ocean Wirelessに対し、第三者割当増資により普通株式総数の約11.5%を約1000万米ドルで取得したと発表した。

 NTTドコモはフィリピンの通信事業者Philippine Long Distance Telephone Companyおよびその子会社SMART Communicationsと、広範な事業分野での業務提携を検討してきた。今回、新たな取り組みとして、船舶モバイル通信事業に強みを持つBlue Ocean Wirelessに出資することになった。

 同社は船上に衛星用アンテナとGSM基地局、変換用機器を設置し、衛星電波を専用ソフトウェアによって汎用なGSM方式に変換することで、船上からの通信を可能にするサービスを提供している。これにより遠洋航海中の船舶上からの、GSM携帯電話を利用した音声通話やSMSの発着信を実現している。

 NTTドコモは今後、船舶上で利用可能な通信サービスの利便性向上に向け、同社を支援するとしている。

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