健康になることは面白いこと──「SH706iw」に込められたメッセージ(2/2 ページ)

» 2008年09月19日 10時00分 公開
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食事の入力も「面倒くさい」と思われないように配慮

 ゲーム性を用意し、KARADA TUNEを楽しんでもらえるような仕組みを用意しても、日々の食事の入力や運動は、明確な目的意識を持ってモチベーションを維持していかないと、なかなか長続きはしないものだ。そこでKARADA TUNEでは、「面倒くさい」と感じられる可能性が高い食事の入力についても、さまざまな工夫を凝らした。

Photo KARADA TUNEの食事入力機能の企画を担当した吉田智美氏

 「長く続けていただくためには、やはり簡単で時間がかからないものである必要があります。特に食事データの入力は、『入れるのが面倒』と思われることは開発の段階で十分に考えられました。そこで、極力簡単に管理ができるように気を配り、充実したデータベースと検索機能を用意して、毎日ちゃんとデータを入力していただけるようなユーザーインタフェースを用意しました」(吉田氏)

 食事のデータベースは、主婦の友インフォス情報社の分類にならい、「ご飯類」「麺類」「パン・ピザ」「肉料理(単品)」「魚料理(単品)」「野菜」「たまご・豆腐」「スープ・汁もの」「デザート」「飲み物」「定食・弁当」という大分類の下にさらに細かなジャンルを用意し、個々の料理や食品名が選べる仕組み。品名は約1000種用意されているという。なお、昼食を外で食べる機会が多い社会人をメインターゲットにしているため、定食や弁当など、セットもののメニューが充実しているのも特徴だ。

 また、比較的毎日同じようなものを食べる人向けに、あらかじめ複数の食品をまとめて登録しておける「MYセット」を用意した。例えば「毎朝トーストとサラダとコーヒーは必ず食べる」、という人は、それぞれを毎朝登録するのではなく、MYセットとしてトーストとサラダとコーヒーを設定しておけば、それを選ぶだけで入力が完了するわけだ。

 「朝食だけでなく、お昼ご飯もわりと決まっていたり、おみそ汁とご飯のように、ベースとなるものが変わらない場合はそれだけ登録しておくといった使い方もできると思います。これは、パターンや規則性があるものについて、ユーザーインタフェース側で手間を軽減し、楽に入れられるようにできないかと思って作ったものです」(吉田氏)

 検索機能を用意したのも同様の理由だ。目的の食品名がすぐに見つけられないとストレスになり、途中で入力を断念してしまう可能性もある。「探す手間を省けるので、検索機能もぜひ活用していただきたいです。ちなみに検索は半角カタカナを入力して行う仕様ですが、全角カタカナで入力しても自動的に半角カタカナに変換する機能も用意しました」(吉田氏)

 過去3日間の食生活をベースにお勧めの昼食をアドバイスしてくれる「おすすめランチ」も、ぜひ活用してほしい機能だと開発陣は声をそろえる。「過去の食事のデータや運動による消費カロリーをベースに、専用アプリ『ShokuFit』がお勧めのお昼ご飯を教えてくれます。さらに、その食事に関する気になるポイントなどもでていますので、バランスのいい食事をとりやすくなります。こまめに食事データを入力していると、より自分の食生活にあったメニューを表示してくれるので便利だと思います」(高野氏)

 高野氏によると、KARADA TUNEの自動起動機能を活用し、朝のアドバイスをチェックしたあとで、おすすめランチも確認して昼食の参考にするのがお勧めだという。

 余談だが、KARADA TUNEは24時を過ぎると前日の食事データは入力できなくなる。この点は賛否両論がありそうだが、吉田氏は「狙いとしては、やはり『あとでやろう』と思うのを防ぐということがあります。後で何日分もまとめて入力するのではなく、可能であれば食事のあとすぐに入力していただきたいですね」とその狙いを話してくれた。

歩数計だけでは足りない──最適な運動のために搭載した脈拍センサー

 バランスの取れた食事に加えて、もう1つ重要な、毎日の運動をサポートする歩数計にも、開発陣のさまざまな配慮が込められている。会社勤めをしていれば、平日は毎日それなりの歩数を歩くことになるため、初期の1日の目標である5000歩をクリアすることはそれほど難しくはない。しかし、健康維持のためには、ただ歩くだけでは効果が期待できない。歩く際にも、ある程度のペースで1回あたり10分以上の有酸素運動になるよう心がける必要がある。そのために、歩数計だけでなく脈拍センサーも搭載している。

 「脈拍を測ることで、自分に合ったペースで運動することが可能になります。必要な運動負荷は人それぞれですから、個々のユーザーさんに合わせた効果的な運動ができるように、脈拍センサーは必要なのではないかということになり、搭載が決まりました。歩いた歩数を数えるだけでなく、適度な運動をサポートするSH706iwならではの機能だと思います」(高野氏)

 ウェルネスサイクルを実践していくためには、適度な運動は欠かせない。しかしその「適度な運動」というものがどんなものか、きちんと把握している人は決して多くない。SH706iwなら、日々の歩行もきちんとした運動にできるよう、サポートしてくれる。

 脈拍センサーは、例えば歩き始めてから10分後にアラームを鳴らし、そのときの脈を測って歩行のペースが速すぎたり遅すぎたりしないか確認する機能などにも使っており、SH706iwを象徴する機能の1つ。そのため端末を片手で持って、ディスプレイを見ながら自然な形で計測しやすいように、搭載位置を背面にすることにこだわったという。デザイン上も背面で目立つように、センサー部にオレンジ色の縁取りを施して、映える見た目にした。

 また、健康管理は基本的に1人で取り組むものではあるが、1人ではモチベーションを維持しにくくなる場面も出てくることは容易に想像できる。そこでシャープでは、運動の成果を他のユーザーと競えるランキングサービス「WalkinRankin」を提供し、1時間おきにランキングを更新することで楽しみながら歩けるようにした。「ウォーキングなどの運動の励みにしていただきたいです」と高野氏は言う。

 WalkinRankinでは、「全体の中で何位」「あと何歩で何位」などといった情報を表示することで、もう少し頑張ろう、あるいは明日はもっと歩こう、といった気持ちが持てるよう工夫しているほか、例えば「30代男性は世代別ランキングで何位」といった表示をすることで、連帯感を演出したりもする。職場の同僚でグループを作って競うこともできるなど、細かな機能もある。

 「9月1日の発売以来、非常に多くの方にサービスを利用いただいています。特にランキングに参加されている方は熱心な方が多いようで、1位の人は毎日1万歩以上歩いていらっしゃいますね」(高野氏)

常に画面が確認できるスライドスタイルでこそ生きる健康機能

Photo シャープの706iシリーズ全般の商品企画を統括していた伊藤謙一郎氏

 こうした健康に関するさまざまな機能が搭載されたSH706iwだが、ベースモデルとなったのが、シャープのFOMAとしては初のスライドスタイルを採用した「SH706i」だったのにも、もちろん理由があった。単純に同時期に開発されたからというだけではなく、「歩数などの表示が大きなディスプレイに常に出ていた方がいい」(伊藤氏)という考えがあったのだ。

 「スライドスタイルは今回の健康ケータイというコンセプトにはとてもよく合っていると思います。また、スライドスタイルの方がサイズもよりコンパクトにできるのです」(伊藤氏)

 折りたたみ型の端末では、歩数をサブディスプレイなどに表示しないと確認できない。またKARADA TUNEのようなアプリを起動する際にも、ディスプレイを開く必要がある。

 SH706iwでは、毎日何度も確認するKARADA TUNEの起動が、初期設定で光TOUCH CRUISERの長押しに割り当てられてるのも、スライドを閉じたまま簡単にKARADA TUNEが起動できるよう配慮してのものだ。

 デザインは、SH706iよりはややおとなしめだが、落ち着いた印象とした。これには「女性にも気に入って使ってもらいたい」という願いが込められている。

 「健康ケータイというコンセプトを考えたとき、単純にメタボ対策ケータイにするのではなく、若い女性にも使っていただきたいと考えました。いかに女性にも受け入れていただけるようにするか、というところにかなり注力しています。KARADA TUNEに出てくるトレーナーのビジュアルや性格設定に凝ったのも、実は男性だけでなく女性にも楽しんでいただきたいとの思いからです。女性にもぜひ注目していただきたいところです」(伊藤氏)

「楽しく」「簡単に」「長く続けられる」健康サポート機能

 本格的な健康サポート機能を備えつつ、楽しみながら簡単に長く続けられる仕掛けを随所に配置する。こうして、毎日使うケータイに、さらに付加価値を生み出したSH706iw。開発陣も、やはり1ユーザーとして、手軽に使えて面倒くさくないことが重要だと痛感していたようで、インタビューの最中にはこうしたキーワードが何度も出てきた。

 使いやすさと高機能は、場合によっては相反する要素にもなりうる。しかしSH706iwは、長い時間をかけて連携機能を磨き上げ、KARADA TUNEでは徹底的に使いやすさにこだわることで「本格的かつ使いやすい高機能」を実現した。

 「SH706iwを手にする方は、『健康ケータイを使ってみよう』と思って購入された方たちだと思います。その方たちの健康に対する気持ちを、いかに持続していただくか、健康になるって面白いことなんだなと興味を持っていただけるように配慮しました」(吉田氏)

 「気軽に楽しく健康的な生活を続けていただけるように、KARADA TUNEはもちろん、そのほかの細かいところにもこだわって開発しています。ウェルネスサイクルで健康を維持する生活を続けてくれる方たちが増えるといいなと思っています」(高野氏)

 冒頭でも述べたように、健康に対する関心を持っても、なかなかそれを実践に移せない人も多い。SH706iw購入を機に、“健康な生活”を始めてみるのもいいのではないだろうか。

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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年9月30日