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» 2008年09月19日 20時15分 UPDATE

写真で解説する「Touch Diamond」(S21HT)

イー・モバイルのHTC製スマートフォン「Touch Diamond」(S21HT)は、下り最大7.2MbpsでのHSDPA通信が行えるスマートフォン。コンパクトボディを採用し、快適な片手操作が可能な「TOUCH FLO 3D」を搭載した。

[坪山博貴,ITmedia]

 HTCの海外向けスマートフォン“HTC Touch Diamond”のイー・モバイル版が、「Touch Diamond」(S21HT)だ。OSにWindowsMobile6.1 Professinaol Editionを採用しながら、タッチパネル操作を主眼としてダイヤルキーを省略したストレート型ボディを採用。内部ストレージとして4Gバイトのフラッシュメモリを搭載する変わりに、外部メモリスロットを省略。同社の音声端末よりスリムで軽量な厚さ11.9ミリ、重さ約98グラムを実現している。

 操作部の中央にある円形キーは十字キーを兼ねるように見えるが、実際には決定キーとしてのみ機能する。上下左右を入力する場合は、円形キーの周囲にある一体型パネルを押す。上下を入力する場合の不満は感じないが、左右を入力する操作では、パネルの四隅に配置されたソフトキーが反応してしまう点が気になった。

 OSはWindows Mobile 6.1 Professinalだが、同社独自インタフェース(UI)の「TOUCH FLO 3D」が動作しており、ほとんどの操作はこのUIから実行できる。指先でのタッチパネル操作を想定した大き目のアイコンを採用しており、スタイラスペンを用いなくても快適に操作できる。TOUCH FLO 3DからTouch Diamondを操作する限り、OSがWindows Mobileである事を感じる事は少ないだろう(画面左上に[スタートボタン]は出ているが)。

photophoto 「Touch Diamond」(S21HT)。物理キーは、本体下部の4分の1程度に最低限必要なものを配置。ボディの大部分は、2.8インチのVGAディスプレイ(タッチパネル対応)が占める。外観はスライド端末に似ているが、当然スライド機構はない(写真=左)。ROM256Mバイト/RAM192Mバイトの内部メモリのほか、約4Gバイトの内部ストレージを搭載する(写真=右)

photophotophoto 厚さ11.9ミリというのは相当薄い(写真=左)。左右側面(写真=中央、右)や上面なども極めてシンプル

photophotophoto カメラユニットを装備する背面は、海外版のようなダイヤモンドカットではなくシンプルなデザイン(写真=左 ※緑のシールは管理用のもので製品版にはない)。底面には外部接続/充電/イヤフォンマイク接続が可能なUSB端子を装備する。USBの規格はV2.0だが、Fullspeedなので実質はV1.1と同じ約11Mbpsが通信速度の上限。スタイラスホルダーも底面にある(写真=中央)。バッテリーやSIMには、底面側をすっぽり覆うカバーを外してアクセスする。バッテリー容量は900mAh。別売オプションで、専用バッテリーカバー付きの大容量バッテリーも用意される(写真=右)

photophoto 同社の折りたたみ音声端末「H11T」(厚さ17.9ミリ)との比較。Touch DiamondはH11Tを折りたたんだ状態のほぼ同じ縦横サイズで、厚みは3分の2程度しかないのが分かる

photophoto 発信頻度の高い相手をお気に入りに登録すれば、連絡先から指で画面を上下になぞって探せ、素早く発信することが可能。ダイヤル操作は画面上に大きく表示される数字キーを操作して行う

photophoto 標準のWebブラウザはOpera Mobile。音声端末と同じくEMnetも利用できる。480×640ドット(VGA)の高解像度なのでPC向けのサイトもレイアウトに大きな乱れなく表示できる

photophoto 音楽再生機能や天気予報なども待受画面から直接呼び出せる

photophoto 待受画面にはアプリケーションランチャーも装備し、指先でさまざまなアプリケーションを起動できる。YouTube視聴用の専用アプリも用意する

 フォトビューワーやWebブラウザ(Opera Mobile)では、本体の角度を検出し、自動で横画面に切替わる機能も装備している。

photophoto このように横向きに持つと表示も横向きになる。ただし、横画面専用のメニューなどは準備されていないようだ。

 Touch Diamondは、これまでの音声端末同様にEMnetメールの自動受信が可能。海外ローミング時の割高なパケット料金を考慮してか、自動受信を無効にしたり、イーモバイルのネットワークでのみ自動受信といった設定にもできる。また、受信メールの自動振分けも行え、音声端末とほぼ同じ使い勝手を実現している。日本語入力システムはAdvanced Wnnを採用した。

photophotophotophoto EMnetメールはWindows Mobile標準のメール機能(Outlook)ではなく、専用アプリケーションで送受信する。フォルダを自由に作成でき、送信元や件名での自動振分けが可能だ

photophoto EMnetメールの受信は、イー・モバイルのネットワーク内でのみ自動受信、手動受信といった設定も可能。送信時に添付する静止画の解像度を自動調整する機能も持つようだ

 無線LAN(IEEE802.11b/g)とBluetooth V2.0+EDRに対応。Bluetoothの設定画面を確認する限りWindows Mobileの標準機能を利用しているようだが、サポートするプロファイルは幅広い。

photophoto Bluetoothは音楽再生にも対応。持参したソニーのBlueotothヘッドフォン「DR-BT21G」も問題なく利用可能だった。サポートするプロファイルは幅広く、HIDもサポートするのでキーボードも利用できると思われる。PBAPもサポートするので、対応するハンズフリー機器では着信時にハンズフリー機器側にアドレス帳の登録名なども表示可能になるはずだ

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