ソフトバンクモバイルは、商戦期の狭間の“枯れ”期になると旧機種をうまいタイミングで値下げするキャリアだ。この効果が今回のランキングにも表れた。
首位は前回と変わらずSamsung電子製の「821SC」(2008年4月発売)が獲得。連続首位記録を「3」に伸ばした。
続いて2位にパナソニック モバイル製の「820P」(2007年11月発売)、3位に「iPhone 3G」、4位にシャープ製の「AQUOSケータイ 923SH」、5位に同じくシャープ製の「FULLFACE 2 921SH」が入った。
今回は上位1位から6位に順位の変動はなかったものの、6位に入った「コドモバイル 820T」(前回16位)と7位に入った「816SH」の大躍進に驚かされる。
特に816SHの前回の順位は、おそらくほとんど売れていなかったであろう37位。「実質0円」の割安端末として各店舗が一斉にプッシュし始めたとたん、これだけ人気が出てしまう。旧機種の人気は価格とキャリアの値付け戦略のタイミング次第のようで、ソフトバンクモバイル端末の動きは相変わらず読みにくい。
イー・モバイル端末は登場する顔ぶれに大きな変化はなく、順位の変動も少ない。
首位は7.2Mbps通信対応USB型の「D02HW」が獲得。続いて2位にUSBスティック型の「D11LC」、3位に7.2Mbps通信対応USBスティック型の「D12LC」がランクイン。前回と変わらず、1位から3位までデータ通信端末が占めている。
今回の変動は、前回4位だったベーシックな音声サービス対応端末「H11HW」がやや順位を下げて7位に。代わりにワンセグ搭載の音声サービス対応端末「H11T」とExpressCard型のデータ通信端末「D03HW」がそれぞれ4位と5位に浮上した。
次回は10月10日に発売されたイー・モバイルの注目機種「Touch Diamond(S21HT)」の順位に期待したい。上位を占める人気データ通信端末の一角を崩すほどのスタートダッシュを決めてくれるだろうか。
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