かなり大きな変動があったau端末以上に激変したのが、今回のソフトバンクモバイル端末の販売ランキング。首位はなんと「株ケータイ 920SH YK」。前回はソフトバンクモバイル端末で54位だった端末が大躍進した。
続いて2位に「iPhone 3G(16Gバイト)」、3位にシャープ製の「816SH」(前回1位)、4位に「830SH」(前回3位)、5位に「AQUOSケータイ 923SH」が入った。
株ケータイ 920SH YKは、2007年秋冬モデル「AQUOSケータイ 920SH」をベースに、Y!ボタンの代わりにSBI証券の株取引メニューを呼び出せる専用キーを設け、3.2インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)の高解像度ディスプレイとサイクロイドボディなど、当時のハイエンドモデルである920SHの機能を継承する端末。10月第1週に「816SH」(今回3位)が記録した同ランキング史上最大の躍進記録を大きく更新した。ちなみに、株ケータイ 920SH YKはキャリア総合ランキングにもソフトバンクモバイル端末で唯一入っている。
最近、株価が乱高下する中で、ネット証券に口座を開設する新規個人投資家が増えているという。もちろん、この状況だけで株ケータイ 920SH YKのニーズが急増するとは思えないが、ここに「新スーパーボーナス一括払いで9800円」とかなり安価に販売する店舗が急増したことが拍車をかけた。中には価格改定後、在庫がすぐなくなってしまった店舗もあったようだ。
このタイミングで購入した人は、安価なAQUOSケータイ 920SHとして購入した場合も多いと思うが、旧機種を在庫整理できるうえ、SBI証券の新規顧客獲得の機会も広げられる。なるほどと思える巧みな戦略だ。
このほか、あの“シャア専用”ケータイ「913SH G TYPE-CHAR」も前回の45位から6位に大躍進した。こちらは新スーパーボーナスを利用した新規価格で「実質0円」と9月の価格改定からさらに値下げされたことで、人気が爆発した印象だ。それはそうだ。ガンダムファンであれば、あのモノアイが光るザクヘッド型充電器だけでも魅力あるもの。値下げされるまで待っていたファンがかなり多かったことを如実に示した結果といえる。
イー・モバイル端末は順位に変動がなく、前回と同じ結果になった。
首位は7.2Mbps通信対応のUSB型データ通信端末の「D02HW」が獲得。続いて2位に新機種の「Touch Diamond(S21HT)」、3位にUSBスティック型データ通信端末の「D11LC」、4位に7.2Mbps通信対応のD11LC上位モデル「D12LC」、5位に東芝製の音声サービス対応端末「H11T」が入った。
10月10日に発売されたHTC製のタッチパネル搭載スマートフォン Touch Diamondは、前回と変わらず2位を維持。新にねんの契約で1円とする店舗も多く、人気が落ちないD02HWの牙城は崩せないが、イー・モバイル端末の中ではなかなか検討しているといえる。
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