イー・モバイルから一足先に発売された、HTC製の薄型タッチパネルスマートフォン「Touch Diamond」がソフトバンクモバイルからも登場する。型番はソフトバンクからリリースされたほかのHTC製端末と同様、Xシリーズの「X04HT」となっており、S!メールや新絵文字といったキャリアサービスに一部対応しているのが特徴だ。
「Touch Diamond X04HT」は、HTCとしては4機種目のソフトバンクモバイル向け端末。黒一色で統一された厚さ11.35ミリの薄型ストレートボディに2.8インチのVGA(480×640ピクセル)タッチパネル液晶を搭載したスタイリッシュな外観が特徴だ。裏面は、イー・モバイルの「S21HT」とは異なり、海外モデル同様のカッティングデザインのパネルを装備している。
カメラは有効約320万画素のCMOSタイプでAF(オートフォーカス)に対応。約31万画素のインカメラも装備する。下り最大3.6Mbpsの高速通信が可能な「3Gハイスピード」に対応するほか、IEEE802.11 b/gの無線LANとBluetooth(Ver.2.0)もサポートする。内蔵メモリが4Gバイトと大きいが、外部メモリには対応していない。
Windows Mobile 6.1 Professional Editionをベースとしながら、独自のタッチパネルユーザーインタフェース(UI)「Touch FLO 3D」を搭載する点は、他キャリアからリリースされるTouch Diamondと共通だ。時計やメール通知、スケジュールといった情報を待受画面に表示できるほか、各種メニューの呼び出し、写真やメールの閲覧などが指先で簡単に操作できる。Opera MobileやYouTubeといったWindows Mobile用アプリをプリインストールしている点も同じである。
一方、Touch Diamond X04HTならではのポイントとして、ソフトバンクモバイルのS!メールが、今まで使っていた携帯向けのメールアドレスのまま使えることが挙げられる。ソフトバンク携帯同士なら、電話番号でメールを送ることも可能。絵文字も内蔵するので、絵文字を受け取っても文字化けせずに読める。発売は2008年11月上旬以降を予定。
機種名 | Touch Diamond X04HT |
---|---|
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約51×102×11.35ミリ |
重さ | 約110グラム |
連続通話時間 | W-CDMA:約90分、GSM:約190分 |
連続待受時間 | W-CDMA:約430時間、GSM:約290時間 |
アウトカメラ | AF付き有効約320万画素CMOS |
インカメラ | 有効約31万画素CMOS |
内蔵メモリ | 4Gバイト |
外部メモリ | ― |
メインディスプレイ | 2.8インチVGA(480×640ピクセル)タッチパネルTFT液晶 |
サブディスプレイ | ― |
主な機能 | Office Mobile、GPS、世界対応ケータイ(3G/GSM)、フルブラウザ(Internet Explorer Mobile、Opera Mobile)、YouTubeアプリ、NAVITIME、名刺リーダー、Windows Media Player、英和/和英辞書 ほか |
ボディカラー | ブラック |
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