NTTドコモ、2009年3月期中間決算を発表──営業収益予想を下方修正も利益予想は据え置き

» 2008年10月31日 17時02分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは10月31日、2009年3月期の中間決算を発表した。2008年4月から9月までの連結売上高は2兆2678億円で、前年同期比2.5%減を記録。一方営業利益は5769億円で41.2%増となった。

 2008年度上半期の携帯電話事業は、2007年8月に導入した「ファミ割MAX50」などの新割引サービスが引き続き好評で、9月末時点で約2850万契約を獲得。2007年11月から開始した新販売方式の「バリュープラン」契約者も1300万を超えるなど、新たなビジネスモデルが定着しつつある。これによって、総合ARPUは前年同期比10.5%減の5680円に低下したが、解約率は0.51%と低水準で推移。端末の総販売数が前年同期比で253万台減の1026万台(前年同期比19.8%減)にとどまったことで、代理店手数料が減少し、営業利益を押し上げた。

 なお、総合ARPUは当初予想ほど落ち込んでいないため、通期予想では携帯電話収入を440億円増と予想。ただ端末総販売数を見直し、端末販売収入が1970億円減ると考えられることから、通期の営業収益は1710億円減の4兆5970億円に下方修正した。一方で、端末総販売数が減ることから端末の原価が1940億円減り、さらに代理店手数料も50億円減ることから、営業利益は当初予想の8300億円に据え置いた。

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