シャープ製の「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」は、ソフトバンクモバイルの2008年冬モデルのコンセプト「Touch!」を体現し、新サービスや機能をフル装備する“全部入り”ケータイだ。携帯電話では世界初となる「3.8インチハーフXGA液晶」を搭載し、ディスプレイにタッチしてすべての操作ができるフルタッチ機構を採用するなど、“液晶のシャープ”らしく、ディスプレイのスペックとUI(ユーザーインタフェース)を大幅に強化した。
ソフトバンクモバイルのAQUOSケータイとしては初めて、サイクロイド型ではなく、「FULLFACE 913SH」や「FULLFACE2 921SH」と同様のフルスライド型を採用した。説明員によると、3.8インチの大画面と、液晶テレビ「AQUOS」をベースとしたチューニングにより高画質を実現したことから、931SHにも「AQUOS」の冠を付けたという。「サイクロイド型をAQUOSケータイの必須条件にしているわけではない」(説明員)。
ディスプレイの解像度は、XGA(768×1024ピクセル)の約半分となるハーフXGA(480×1024ピクセル)。「AQUOSケータイ 923SH」やFULLFACE2 921SHなどのフルワイドVGA(480×854ピクセル)液晶と比べた場合、横の解像度は同じ480ピクセルだが、縦の解像度がフルワイドVGAよりもさらに170ピクセル多い。
3.8インチの大型ディスプレイや有効520万の高画素カメラを搭載するAQUOSケータイ FULLTOUCH 931SHだが、ボディの厚さは15.9ミリのFULLFACE2 921SHとほぼ同等の16ミリに抑えた。重さはAQUOSケータイ 923SHとFULLFACE2 921SHの135グラムよりも軽い130グラムを実現。ただし幅は52ミリで、片手で握りやすい幅のボーダーラインといわれる50ミリをオーバーしている。
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