ノキアの「Nokia E71」は幅広のスリムボディに横長のディスプレイとQWERTYキーボードを配置するストレート型スマートフォンだ。旧モデルに相当するNokia E61はノキアからも国内向けのSIMロックフリーモデルが販売され、ドコモのSIM(FOMAカード)でも利用できた。一方、ドコモ版のNokia E71はSIMロックは施されるものの、2GHz帯に加えてFOMAプラスエリアの800MHz帯にも対応するのがポイントで、パケット定額の対応なども想定されている。
通信方式はFOMA(W-CDMA)の2GHzとFOMAプラスエリアの800MHzに対応し、FOMAハイスピード(下り最大3.6MbpsのHSDPA)が利用可能。GSMは850M/900M/1800M/1900MHzに対応し、WORLD WING対応地域で海外でもそのまま利用できる。グローバル版Nokia E71はW-CDMAの対応周波数で3製品が存在するが、ドコモから登場するのモデルは2100M/850MHz対応機がベースになるようだ。このほか、IEEE 802.11b/gの無線LANやBluetooth v2.0+EDRの無線機能と赤外線通信、GPSも内蔵する
さてドコモ版のNokia E71は、ソフトバンクモバイル版「Nokia E71」と同じくキャリアロゴなどが配置されないので、本体の外観イメージは一緒だ。サイズは幅57×高さ114×厚さ10ミリ。かなり薄く、手にするとひんやりする金属素材による独特な触感が心地よい。横幅はほかの音声端末よりやや広いが、何ら問題なく片手にすっぽりと収まる。
ディスプレイはQVGA(320×240ピクセル)の2.4インチで、両手で親指打ちできるQWERTYキーボードを装備する。カラーはブラックスティールとホワイトスティールの2色を用意。ステンレス素材と本体のスリムさが絶妙に融合され、“モノ”や“ガジェットツール”などとして所有欲をそそるものとなっている。
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