2008年秋冬版 使用スタイル別に選ぶ「Bluetoothハンズフリー&イヤフォン機器」カタログ(音楽対応モデル編)バイヤーズガイド(6/8 ページ)

» 2008年11月21日 17時07分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

音楽+ワンセグにも対応、そこそこの機能とやや安価が特徴のドコモ標準オプション──NTTドコモ「ワイヤレスイヤホンセット 02」

photo NTTドコモ「ワイヤレスイヤホンセット 02」。ハンズフリー通話とワイヤレスの音楽再生、ワンセグの音声出力に対応。初めてのBluetoothであれば過不足ない標準的な機能が備わる

 「ワイヤレスイヤホンセット 02」はNTTドコモの標準オプションとして用意されるパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のBluetooth機器。ドコモ端末だけでなく、他キャリアのBluetooth対応携帯でももちろん使用できる。

 本体はホワイトを基調にしたカジュアルな印象を受けるデザインで、裏面に備えるクリップで衣類などに挟んで使用できる。前面にフックボタンと再生/一時停止ボタン、右側面にイヤフォン端子(3.5ミリステレオミニジャック)と曲送りボタン、左側面にボリュームボタンと充電端子、上面にロックスイッチがある。A2DPとAVRCPによる音楽再生はもちろん、SCMS-Tにも対応するのでワンセグの音声出力やワンセグのボリュームやチャンネル切り替えも本機側の操作で行える。

 付属するイヤフォンは標準的なインナーイヤータイプ。低音域が少し控えめだが、ボーカルを中心に澄んだ中高域で鳴る印象だ。もちろん、別途好みのイヤフォンを使用してもよいだろう。

 キャリア標準オプションならではの便利な工夫が、本体の充電方法。本体の充電端子は独自の形状のようだが、FOMA用の標準ACアダプタと組み合わせて使用できる分岐ケーブルが付属し、携帯とワイヤレスイヤホンセット 02の本体を同時に充電できるようになっている。ACアダプタは付属しないが、携帯の充電器がそのまま使えるわけだ。(※一部内容を修正しました)


photophoto 左側面に充電端子とボリュームスイッチを配置。上面に操作ロックスイッチもあり、誤操作を防げる(左)。クリップで衣類などに挟む使い方のほかに、ストラップホールに別途ネックストラップなどを通して首から提げる使い方も可能だ(右)
photo 本体用のMini USB端子とFOMA(3G標準)端子を分岐するコネクタが付属する。FOMAユーザーのほとんど所持しているであろう標準充電器がそのまま使える。このほか、汎用のFOMA/ソフトバンク3G用のUSB充電ケーブルとUSB充電器の組み合わせでも充電できた

主なスペック
製品名 ワイヤレスイヤホンセット P02
メーカー NTTドコモ(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)
製品形態 リモコン型
装着スタイル 両耳(イヤフォン)
本体サイズ(幅×高さ×奥行き) 23×49×9.6ミリ(クリップ部除く)
重量 約17グラム
連続通話時間 約5.5時間
連続音楽再生 約5.5時間
連続待受時間 約80時間
充電時間 約150分
充電端子(USB充電) 独自形状(○ 別途、FOMA用充電端子変換アダプタ付属)一部修正しました
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 付属のFOMA充電端子用分岐ケーブルでFOMAと同時充電が可能
カラー ホワイト
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
6900円前後



両耳イヤーフック型スタイルが特徴、もちろん音楽やワンセグに対応──ソニー「DR-BT140Q」

photo ソニー「DR-BT140Q」。左右が独立した再生ユニットスタイルが特徴。ケーブルは布皮膜とケーブルスライダーで絡みにくく工夫されている

 ソニーの「DR-BT140Q」は、2つの再生ユニットが分離した、両耳イヤーフック型スタイルが特徴のBluetoothイヤフォンだ。

 DT-BT140Qは、2007年に発売されたDR-BT30QAの後継モデルとして展開。30ミリ口径の再生ドライバや2万4000kHzまで対応する周波数特性などはそのままに、本体は軽量かつスリムになった。連続待受時間は約200時間、音楽再生時間は約12時間で、バッテリー駆動時間はかなり優秀。イヤーフック部が可動するので片手での装着も容易だ。

 一方、前モデルのDR-BT30QAに備えていたケーブル巻き取り機能は省かれたが、ケーブルの長さは左右の耳に頭の後ろを通して装着できるほどであり、そもそもそれほど長くはない。さらにケーブルスライダーと絡まりにくいケーブル素材の採用により、よほどのことがない限り絡まらないようになっている。

 操作ボタンは右側ユニットの側面に集中して配置する。ボリューム調整や再生/停止、フックボタンはそれぞれ形状が異なるので、耳に装着したままでも判別しやすい。音質はオープンエア型なので重低音は大きく期待できないが、通話音質はフラットで聴きやすい。マイク感度は必要十分にあるが、マイクが右側ユニットに外向きで配置されているためか、周囲の騒音をやや拾ってしまいやすいという印象を受けた。


photophoto 側面のボタンは左からボリューム(シーソー式)、音楽操作用のジョグ、フックボタン。フックボタンは少し出っ張っているので、耳に付けたままでもその位置がすぐ分かる(左)。イヤーフックがあるので装着時も安定する。長時間装着してもそれほど耳は痛くならなかった
photo 充電用のACアダプタが付属する

主なスペック
製品名 DR-BT140QP
メーカー ソニー
製品形態 両耳独立イヤーフック型
装着スタイル 両耳
重量 約53グラム
連続通話時間 約12時間
連続音楽再生 約12時間
連続待受時間 約200時間
充電時間 約3時間
充電端子(USB充電) 円形プラグ(─)
Bluetoothバージョン v2.0+EDR
HSP(音声通話)
HFP(音声通話)
A2DP(音楽再生)
AVRCP(楽曲・ワンセグ操作)
ワンセグ音声出力(SCMS-T)
ステレオ音声出力
マルチポイント接続
ノイスリダクション系機能
通信可能距離 半径約10メートル(Class 2)
イヤフォン接続(3.5ミリステレオミニジャック)
イヤーピースカバー
イヤーフック
ヘッドバンド
その他機能、特徴 コードの絡みを防ぐコードスライダー
カラー ブラック、ホワイト、ピンク
+D Shopping最安値
(2008年10月末現在)
(“前後”とある項目は調査時取り扱いがなく参考価格です。価格は変動します)
7580円


Bluetooth対応イヤフォン/ヘッドフォン

コンパクトなリモコン型、音楽再生やワンセグ出力にも対応──プラネックス「BT-HP01AD」

音楽やワンセグもOK、カジュアルに利用できるリモコンスタイル──ソフトバンクセレクション「SBSBT81AIR」

質実剛健なリモコンスタイル、音楽やワンセグ、複数端末の同時接続など機能も充実──サンワサプライ「MM-BTSH3」

ケーブルレスのネックバンドスタイル、これ1台で音楽やワンセグもOK──モバイルキャスト「mBandR(MPX2200R)」

コンパクトに折りたためる、ネックバンドスタイルの多機能モデル──サンワサプライ「MM-BTSH9」

音楽再生とワンセグに対応、手持ちのイヤフォンも使えるリモコン型の万能モデル──Jabra「BT3030」

音楽やワンセグにも対応する、左右独立型のイヤーフックスタイル──サンワサプライ「MM-BTSH2N」

クリップで保持できる小型リモコンスタイルで、好みのイヤフォンが利用できる──ソニー「DRC-BT15P」

音楽+ワンセグにも対応、そこそこの機能とやや安価が特徴のドコモ標準オプション──NTTドコモ「ワイヤレスイヤホンセット 02」

両耳イヤーフック型スタイルが特徴、もちろん音楽やワンセグに対応──ソニー「DR-BT140Q」

カジュアルに音楽再生を楽しめるネックバンドスタイル──ソニー「DR-BT21G」

デザインと長時間待受性能が優秀、気軽に使える小型リモコンスタイル──ソニー・エリクソン「HBH-DS205」

両耳イヤーフックスタイルの音楽、ワンセグ対応モデル──ソフトバンクセレクション「SBS-LBTHP01」

使いやすいリモコンスタイルで音楽再生やワンセグに対応、FMラジオも搭載──モトローラ「S605」



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