au端末の販売ランキングは、他キャリアより大きな変動が見られるが、やはり登場する顔ぶれは大きく変わらない。
首位はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Cyber-shotケータイ W61S」(前回4位)が獲得。10月末に「新規シンプルコース一括で1円」効果で急浮上した本端末が、再び首位に返り咲いた。
続いて2位にシャープ製の「W62SH」(前回1位)、3位にソニー・エリクソン製の「フルチェンケータイ re」(前回2位)、4位と5位にも同じくソニー・エリクソン製の「W62S」(前回3位)と「W64S」(新機種)が入った。ソニー・エリクソン製端末の好調は今回も変わらず、auのランキングでは上位を独占、キャリア総合ランキングでもこの4機種はしっかりランクインしている。
今回大きく順位を上げたのはPantech&Curitel製の「簡単ケータイ W62PT」と東芝製の「W62T」。それぞれ前回10位から6位、ランク圏外(16位)から9位に浮上した。W62Tはアルミパネルによる薄型ボディとワンセグやおサイフケータイ、美肌カメラといった機能をそつなく備える、いわゆるベーシックでクセがないモデル。2008年の夏商戦では残念ながら常時ランクインするほどの人気は得られなかったが、各店舗が実施する値下げ策などにより再評価されている印象だ。
au端末は11月1日にすでに2008年秋冬モデルを発売している(11月1日に「W62P」とW64S、6日に「W65K」を発売。今回はW64Sが5位に入っている)が、11月19日からハイエンドモデルも登場する。19日から順次「AQUOSケータイ W64SH」、20日から順次「W65T」、そして21日から順次「EXILIMケータイ W63CA」が発売される。
なお、KDDIは従来からの地域別に発売日を調整する方針に戻したようだ。販売数が多いと思われる関東や関西地区の発売日が少し遅い傾向で、日曜日締めの当ランキングではやや集計期間が短いのは気になるが、取り越し苦労であることを願いたい。さて、“本命”と目されるこれら新機種は初登場で何位に入ってくるだろうか。
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