第9回 ショートカット活用の秘訣は“ダイヤルキー”と“長押し”にあり今すぐ使えるケータイレシピ(2/2 ページ)

» 2008年12月22日 20時03分 公開
[田中聡,ITmedia]
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意外な機能が隠れている?――“長押し”で呼び出せる機能

 ショートカットは、ショートカットメニューやデスクトップアイコンのほかに、“登録済みのショートカット”も存在する。

 ケータイの十字キーやソフトキーには、「メール」「アドレス帳」「カメラ」「発着信履歴」など機能を示すアイコンが表示されており、メールキーを押すとメールメニューが起動する。これも一種のショートカットといえる。

 さて、ここで着目したいのが、キーの“長押し”で呼び出せる機能だ。「SH-01A」の場合、メールキーを短押しするとメールメニューが起動するが、長押しすると、メールの新規作成画面が立ち上がる。このように、ケータイのキーは、短押しと長押しで異なる機能を割り当てている機種が多く、うまく使いこなせば操作を短縮できる。

photophotophotophoto ドコモ端末は、iモードキーの長押しでiアプリ一覧が表示される(写真=左端)。ドコモのNECとパナソニック モバイル端末は、右キーの長押しで送信アドレス履歴、左キーの長押しで受信アドレス履歴が表示される(写真=左中)。au端末は、待受時にアプリキーの長押しで「一発起動」に設定したアプリを起動でき、EZキーの長押しで「一発ジャンプ設定」に設定したサイトにアクセスできる(写真=右中、右端)

 十字キーやソフトキーには、呼び出せる機能を示すアイコンがあるので分かりやすいが、意外なショートカット機能が隠れていることが多いのが、ダイヤルキーだ。特に便利なのが、ショートカットメニューやデスクトップアイコンとの連動だ。

 ドコモの富士通製端末の「セレクトメニュー」や、auのシャープ製端末のショートカットメニューなどに登録した機能は、ショートカットに登録した「番号」を待受時に長押しするだけで呼び出せる。またSH-01Aは、1〜3に登録したショートカットに限り、待受時にダイヤルキーの長押しだけで呼び出せる。

 auのKCP+端末やソフトバンクモバイルのシャープ製、東芝製端末などは、待受時にダイヤルキーを長押しすると、[1]キーなら「あ」行のアドレス帳データが表示されるという具合に、連絡先の「時短検索」が可能だ。auのKCP+端末の中には、ダイヤルキーの長押しでBluetoothのオンとオフを切り替えられる機種が多い。ドコモのNECとパナソニック モバイル端末は、待受時に[5]キーを長押しするとバックライトが暗くなり、消費電力を抑えられる。

 このように、十字キーやソフトキー、ダイヤルキーの長押しで呼び出せる機能は意外と多いので、確認しておくといいだろう。

photophotophotophoto auのシャープ製端末は、ショートカットメニューに登録した番号を待受時に長押しすると、各機能を起動できる(写真=左端)。SH-01Aは、待受時に決定キーの長押しで各種ロック(写真=左中)、[5]キーの長押しで文字サイズの変更、[7]キーの長押しで音声/伝言メモの呼び出しが可能。N905iは、待受時に[5]キーの長押しで省電力モードになる(写真=右中)。auの現行のKCP+端末は、待受時にダイヤルキーの長押しで、該当するアドレス帳の行を呼び出せる(写真=右端)

「ショートカット」を使わないショートカット?

 「ショートカットに登録するのが面倒」「登録したいショートカットが多くて絞りきれない」という人は、一部機種で利用できる、メインメニューからダイヤルキーで機能を呼び出す方法をお勧めしたい。

 例えばau端末には、「機能/設定」を短縮操作で呼び出せる「M番号」が割り当てられており、「Cyber-shotケータイ W61S」は「M3」で「画面表示」の設定画面を呼び出せる。これは待受時に決定キーでメニューを呼び出して[3]キーを押すと、「画面表示」を呼び出せるというもの。ここでさらに[1]キーを2回押すと待受画面の設定画面になる。つまり待受時に「決定キー」+「311」を入力すれば、待受画面の設定が可能になるというわけだ。

 キーを押す回数はショートカットよりも多いが、M番号を覚えておけば、ショートカット登録せずに効率よく目当ての機能を呼び出せる。ただしW61Sで確認した限りでは、M番号に割り当てられているのは「機能/設定」内の項目のみ。「時計/スケジュール」「ツール」などに含まれる機能はM番号に割り当てられていないので、ショートカットメニューとうまく使い分けたい。

 931SHの場合、auのM番号のような割り当てはないが、[1]キーで「メール」、[2]キーで「Yahoo!ケータイ」という具合に、メインメニューのアイコンの割り当て番号を押すと、各機能を呼び出せる。2階層以降もダイヤルキーと連動しており、例えば待受時に決定キー+「31」でS!アプリ一覧、決定キー+「22」でブックマーク一覧を呼び出せる。

photophotophotophoto W61Sは、待受時に決定キー+「311」で待受画面の設定画面を呼び出せる(写真=左端、左中、右中)。931SHのメニューアイコンには番号が割り当てられており、[1]キーで「メール」、[2]キーで「Yahoo!ケータイ」、[3]キーで「S!アプリ」を起動できる。ちなみに、「コミュニケーション」は[*]キー、「電話機能」は[0]キー、「設定」は[#]キーで起動できる(写真=右端)
今週のレシピ
ショートカットメニュー デスクトップショートカット キーの長押し メインメニュー+ダイヤルキー
対応機種 一部機種 一部機種 ほぼすべての現行機種 一部機種
起動/設定時間 約2分(設定+起動) 約2分(設定+起動) 約2秒(起動) 約2〜5秒(起動)
料金 0円 0円 0円 0円
お役立ち度 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆
簡単操作度 ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆
自慢度 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆
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