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» 2008年12月24日 21時49分 UPDATE

ITmediaスタッフが選ぶ、2008年の“注目ケータイ”(ライター房野編):そろそろ、持っていて照れくさくないケータイが欲しい

さまざまな端末が発売された2008年。今年の注目端末として挙げたいのは、防水ながら際だったデザインの「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」、そろそろ自分にふさわしいかも思えてきた「706ieシリーズ」、UI革命を起こした「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」などだ。

[房野麻子,ITmedia]

 今年もさまざまな端末が発売された。今年は単に機能を高度化するだけでなく、防水性能や音声通話の品質向上など、携帯電話としての使い勝手を改善する試みが増えたと感じた。また音声端末にもタッチパネルが広く採用されるなど、インタフェースの幅が広がったのも印象に残った。

防水ながら際だったデザイン「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」

photo 「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」

 2008年は防水ケータイのラインアップが増えた年だったと思う。それも“G'zOne”に代表されるようなアウトドア指向のタフなイメージのモデルではなく、コンパクトで洗練されたデザインの防水モデルが主流になった。その中でも、ソフトバンクモバイルの「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」は、防水ケータイには見えない金属調の質感とスリム&コンパクトなサイズで際立っていた。

 携帯の販売方式が変わり、メーカーもキャリアも“2年間使い続ける”ことを意識した

ケータイの開発が欠かせなくなってきた。それはデザイン面や機能面での充実につながっており、水回りでも安心して使える防水性は、今後の必須条件になっていくのではないだろうか。

photo 「THE PREMIUM WATERPROOF 824SH」のElegant Line
photo Active Line

持っていて照れくさくないケータイが欲しい――706ieシリーズほか

 最近、デザイン重視のモデルやハイスペックなモデルを持っていることが、なぜか照れくさくなってきた。もっと“普通の”ケータイを買いたいと思う。40歳という年相応で、華美でなく、かといってオバサン(オジサン)くさくもなく、あからさまに女性(男性)向けでもなく、性能を主張するでもなく、さりげなく上品なデザインで、自尊心を満足させてくれるそれなりの機能を持ったケータイが欲しい。

photophoto NTTドコモの706ieシリーズ。左から「P706ie」「N706ie」「SH706ie」「L706ie」

 新端末の発表会では、“自分が買うならどれか”という気持ちで最新機種を見ているが、最近はピンとくるモデルがなかなかない。ただ、開発者の話を聞くと、NTTドコモの706ieシリーズや「らくらくホン プレミアム」、auの「URBANO」といったモデルは、私のような“ちょっと年取ってきた”層を意識しているように思えた。

 中でもNEC製の「N706ie」はメインメニューの構成を変えるなど、「使いやすさ」「聞きやすさ」「見やすさ」を追求している。こうした姿勢は、ターゲットとする年齢層にかかわらず、すべての端末開発において必要なものだと思う。今後もこうしたエルダー向け端末に注目したいが、想定ターゲット層の年齢が自分よりもやや上のようで、デザイン的に納得できないのが残念だ。

photophoto auのシャープ製端末「URBANO」

 ところで、ドコモは2008年冬モデルから型番ルールを変えたが、706ieシリーズに相当するモデルはPRIME/STYLE/SMART/PROのどこに入れるのだろうか。まさか“らくらくホン”カテゴリに入れられてしまうことはないと思うが。

UI革命を起こした「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」

 今年発売されたモデルの中で、春、夏、冬と各シーズンで最上級モデルを発表するなど、“スペックにこだわり続けたな”と感じるのがシャープ製端末だ。

 特にソフトバンクモバイルの冬モデルで登場した「930SH」は、8メガCCDカメラを搭載した魅力あふれる捨てがたいモデルだ。しかし、高精細で大画面のタッチパネル液晶を採用した「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」が、2008年のハイスペック機を代表するモデルとしてふさわしいと思う。

photophoto 「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」

 非常に多機能なのに使いやすく、ユーザーインタフェースの革新に果敢に取り組んでいる点も素晴らしい。ダイヤルキーや十字キーなどの物理キーと、タッチパネル上のソフトキーとの使い分けがまだ自然ではない印象を受けるが、シャープなら今後改善してくれるのでは、と期待もふくらむ。来年はどんな新しさを見せてくれるのか、今から楽しみだ。

いつか使いこなしてみたい――番外編の「Nokia E71」「iPhone 3G」

 ノキアの端末には“いつかは使いこなしてみたい”と思わせる魅力があった。ドコモとソフトバンクから発売予定だった「Nokia E71」は、デザインも質感も最高に素晴らしく期待も大きかった。それだけにノキアが日本市場向けにコンシューマーモデルを出さなくなるのは本当に残念だ。今後、スマートフォンを語るときに、ノキアの名前が出てこないと違和感を覚えてしまうだろう。

photo 「Nokia E71」(写真=左)と「iPhone 3G」(写真=右)

 また、「iPhone 3G」はもちろん2008年の一大トピックだ。個人的に“3台目”のケータイという扱いなので、今やiPodに成り下がっている状態だが、持っていることに意義がある(と思っている)。たまに使うだけだが、Gmailが見やすく、マクドナルドでWebサイトやYouTubeを閲覧して暇をつぶすのも楽しい。マルチメディアビューワーとして優秀だ。また、日本語入力のもたつきや絵文字非対応などに不満があったが、ソフトウェアアップデートで改善された。PCのように、OSのアップデートで大幅な機能向上ができる点にも感心した。

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