“契約は親名義、使うのは子供”でもフィルタを自動で適用――auケータイに「利用者登録制度」

» 2009年01月09日 13時43分 公開
[ITmedia]

 KDDIは2月9日から、携帯電話の契約者と利用者が異なる場合でも、利用者の年齢に応じたサービスを受けられるようにするためのサービスとして「利用者登録制度」を開始する。

 この制度は、親の名義で契約した携帯電話を子供が利用する場合でも、利用者の年齢に応じたサービスを受けられるようにするための施策として導入するもの。例えば未成年者向けのフィルタリングは2月以降、親権者からの申し出がない場合には18歳未満の利用者に自動で適用されるが、現状、親の名義で登録した携帯電話には自動で適用されない。利用者登録制度で子供の生年月日を登録すれば、親名義の携帯を子供が利用する場合でも、自動でフィルタリングが適用されるようになる。

 KDDIではほかにも、(1)20歳以下のユーザーの「まとめてau支払い」の利用限度額を1万円/月に設定(2)年齢に応じたアクセスの可否、コンテンツ・商品の販売可否を判定するサイトにアクセスする際の年齢判定(3)CDMA 1X専用割引サービス「ワイドサポート」の適用可否を判定 などで登録情報を利用できるとしている。

 登録はau取扱店で行え、登録にあたっては保険証や住民票など、利用者の本人確認用書類が必要。なお、auまとめて支払いの利用限度額の判定・設定、年齢制限があるコンテンツへの意図しないアクセス防止の2つのサービスについては、2月17日から提供を開始する。

18歳未満のフィルタリング、2月10日から適用

 KDDIは、18歳未満の利用者に対するフィルタリングサービス「EZ安心アクセスサービス」の適用時期についても合わせて発表した。

 KDDIではフィルタリングの対象となる契約者の親権者に対して、EZ安心アクセスサービスの利用に関する意思確認を行っており、1月31日までに「不要」の申し出がない場合は2月10日から順次適用を開始。中学生以上の契約者には「EZ安心アクセスサービス 特定カテゴリ制限コース」、小学生以下の契約者には「EZ安心アクセスサービス 接続先限定コース」を適用する。

 適用の対象となるのは(1)2009年2月28日時点で18歳未満の個人の契約者(2)2008年1月31日以前に「EZweb」をご契約したユーザー(3)2008年9月30日時点で「EZweb利用制限」または「EZ安心アクセスサービス」を利用していないユーザー。

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