シャープ製の「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」は、現行のソフトバンクモバイル端末の中では機能、サービスともに最も充実したモデルだ。
ハーフXGA(480×1028ピクセル)サイズの3.8インチ液晶を搭載し、ほぼすべての操作をタッチパネル上で行える。新サービスの「モバイルウィジェット」に現行機種では唯一対応するほか、ワンセグやGPS、5.2Mピクセルカメラ、国際ローミングといったトレンド機能もサポートする。
型番に“FULLTOUCH”とあるように、931SHはタッチパネル操作に対応する。タッチパネルはディスプレイを触って直感的に操作できるのに加え、待受画面から目当ての機能に素早くアクセスできるというメリットもある。931SHは「ただタッチパネルを搭載した」だけでなく、タッチパネルを生かした利便性もしっかり向上している。
第1回ではタッチパネルを使った「ショートカット機能」に着目し、どの程度簡単に機能を呼び出せるかを検証する。
931SHは、PCのデスクトップのように、よく使う機能を待受画面に貼り付けられる「デスクトップショートカット」を搭載しており、貼り付けたアイコンをタップすると、その機能にアクセスできる。
アイコンをタッチすると機能が起動する。起動速度が早く、ストレスは感じない
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デスクトップショートカットに貼り付けられる項目は、メインメニューから選択できるすべての「機能」と、1件のアドレス帳、画像、動画、ブックマーク、アプリや、ワンセグのチャンネルなどの「データ」が含まれる。このほか、モバイルウィジェットも待受画面に貼り付けられる。
後述する「ピクチャー」「ムービー」内のフォルダを除き、デスクトップショートカットに登録できるのは基本的に第2階層まで。メインメニューの「設定」の場合、「ディスプレイ設定」や「音・バイブ・ライト」などは登録できるが、第3階層にある「壁紙」「着信音/ムービー」などは不可だ。
アイコンを指でドラッグすると位置を調節できる
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アイコンを画面左下のゴミ箱に入れるか、長押しして「待受画面からはがす」を選ぶと、アイコンが消える
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また931SHには、異なるショートカットやモバイルウィジェットを貼り付けられる、4つの「シート」が用意され、待受画面上で左右にフリックするとシートが切り替わる。デスクトップショートカットは1シートあたり30件を登録できるので、4シートすべてを使えば、計120項目を登録できる。
例えば、普段は「シート1」を使うが、「シート2」にはサイトやアプリなどを暇つぶし用に登録、「シート3」にはスケジューラやスマートリンク辞書などの実用機能を登録――など用途ごとにシートを使い分けると便利だ。ウィジェットも用途に合わせて登録しておくといいだろう。シート名は変更できるが、シートごとに待受画面を変更することはできない。
待受画面上で左右にフリックするとシートが切り替わる。指を素早く動かしてもしっかり反応する
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