第11回 ケータイの“ギミック”に潜むショートカットを活用する今すぐ使えるケータイレシピ(1/2 ページ)

» 2009年01月13日 19時04分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ケータイで素早く電話発信やメール作成をする方法は、特定のアドレス帳データをショートカットに登録する以外にもある。今回は、ショートカットを利用せずに特定相手へ簡単に電話の発信やメールを作成する方法や、キーを使わずに機能の呼び出しや操作をする方法を解説する。

待受画面から2タッチで電話発信/メール作成する

 ショートカットにアドレス帳のデータを登録できることは第10回で説明したが、「自分の端末ではショートカットにアドレス帳データを登録できない」「待受画面やショートカット一覧にアドレス帳データの名前を表示させたくない」という人もいるだろう。そんなときは「スピードダイヤル」や「スピードメール」といった機能を活用したい(機種によって呼び方は異なる)。

 この機能を利用すれば、アドレス帳のメモリ番号「0」〜「99」に登録した人に簡単に電話発信やメール送信ができる。例えば「0」に登録したデータは、待受時に[0]キー+発話キーでその人あての電話発信、[0]キー+メールキーでメール作成ができる。「99」に登録した人は待受時に[9]キーを2回+発話/メールキーを押せばよい。なお、スピードダイヤル/メールに登録できるのはメモリ番号「0」〜「9」のみという機種もある。

 ソフトバンクモバイルのシャープ製端末は、メモリ番号とは別にスピードダイヤル/メール専用の番号を用意しており、「AQUOSケータイ 923SH」や「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」では「0」〜「99」まで設定できる(「0」〜「9」しか設定できない機種もある)。ほかの端末のように、スピードダイヤル/メールに登録する際にメモリ番号を0〜99に設定する(設定し直す)必要がないので便利だ。

photophotophotophoto スピードダイヤル/メールは、アドレス帳のメモリ番号「0」〜「99」に登録した人あてに利用できる機種が多い(写真=左端、左中)。ソフトバンクモバイルのシャープ製端末では、アドレス帳のメモリ番号とは別にスピードダイヤル/メールを登録できる(写真=右中、右端)

 すでにメモリ番号0〜99は登録済みだが、新たなデータをスピードダイヤル/メール用として0〜99に登録したければ、登録済みデータのメモリ番号0〜99を100以降に変更する必要がある。変更の手順は機種によって異なるが、だいたい次の方法で変更できるだろう。アドレス帳の検索方法で「メモリ番号」を選び、任意のデータのメモリ番号を変更し、上書き保存する。その後、空いたメモリ番号にスピードダイヤル/メールで呼び出したいデータを登録すればよい。

 スピードダイヤル/メールは待受画面やショートカット一覧にアドレス帳データの名前を表示しなくて済むという利点があるが、「誰をどの番号に登録したか」を覚える必要がある。「A君=1番」「Bさん=2番」と単純に覚えるのが難しければ、「A君は1月生まれだから1番」「Bさんはいつも“ニコニコ”してるから2番」など語呂合わせをすれば覚えやすそうだ。

photophotophoto スピードメールなら、その人あてのメール作成画面が立ち上がるだけだが(写真=左)、スピードダイヤルだと発信してしまうので要注意(写真=中)。931SHは待受時にダイヤルキーを押すと、スピードダイヤル/メールに登録した人の名前が表示され、間違えて発信/メール作成してしまうという事態を防げる(写真=右)
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