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» 2009年01月15日 17時21分 UPDATE

Movidia、高度な動画編集が可能なマルチメディアプロセッサ「MA1110」を発表

Movidiaは1月15日、携帯で撮影した動画を編集できるマルチメディアプロセッサ「MA1110」を発表した。2009年夏にユーザー向けサンプルの提供、2009年後半にチップの量産化を目指す。

[田中聡,ITmedia]

 Movidiaは1月15日、同社初の携帯電話向け最新型マルチメディアプロセッサ「MA1110」を発表した。MA1110は、携帯電話で撮影した動画を編集できる世界初のプロセッサとなる。

photo Movidia マーケティング・ディレクター ボブ・テイト氏

 特定のシーンのカット&ペースト、手ブレの補正、高解像度ズーム、スローモーションといった編集作業を、低消費電力で画質を損なうことなく行える。撮影、編集した動画をSNSへアップロード、テレビ出力することも可能だ。

 同社は、MA1110のユーザー向けサンプルを2009年夏に提供し、2009年後半にチップを量産化する予定だ。また同社は、2月16日から19日までスペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress」で、MA1110のデモ展示も予定している。

 マーケティング・ディレクターのボブ・テイト氏は「動画の編集には非常に多くの処理能力を必要とするため、現在までは、携帯端末上では提供されていなかった。しかしこのMA1110を使えば、PCを使わずに高度な動画編集が可能になる」と話した。

photo Movidia 最高執行責任者(COO) ポール・コスティガン氏

 最高執行責任者(COO)のポール・コスティガン氏は、「MA1110は、現在では唯一のシリコンチップとして、このような動画編集機能を提供できる。事業者からは、MA1110を使えば高度なサービスを提供でき、お客様には将来的にデータ通信を活用していただけるだろうと、前向きな評価を得ている。携帯メーカーの評価も良好だ」と、MA1110が市場で受け入れられる可能性が高いことを示した。

 日本メーカーへのMA1110納入について、コスティガン氏は「日本の携帯電話は世界で最も先進的。明確なターゲットは日本だが、世界のほかの地域もターゲットにしており、海外メーカーとも話をしている」と話した。まずは海外メーカー製の端末にMA1110が搭載されるようだ。

photophotophoto MA1110は、動画撮影後の編集作業を低消費電力で実行できる
photo Movidiaは、半導体業界の経験がある経営陣が設立した企業。研究開発チームと営業チームを、アイルランド(ダブリン)、香港、ルーマニアで展開している。従業員は約50人
photophoto MA1110を構成するシステムを示すシステムアーキテクチャ(左)と、構成する機能を示すブロックダイアグラム(右)。MA1110は、通常のマルチメディアプロセッサと置き換える形で搭載する
photophoto MA1110を使って行える動画編集の内容(左)とマルチメディア上の特徴(右)。ディスプレイ解像度はワイドVGA、カメラ画素数は12Mピクセルまでサポートする

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