進化したインターネット機能、光TOUCH CRUISERやBluetoothも搭載──「SH-03A」の真の実力(2/2 ページ)

» 2009年01月19日 10時00分 公開
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豊富なBluetoothプロファイルをサポート、多彩な機器と連携可能

 シャープ製端末がBluetoothをサポートしたのは比較的最近のことではあるが、同社は他社の端末と比較して、より多くのプロファイルをサポートしており、多彩な周辺機器との連携が可能となっている。Bluetoothのバージョンは2.0で、高速なデータ通信が可能なEDR(Enhanced Data Rate)にも対応。多くの携帯電話で一般的なヘッドセット/ハンズフリー機器用プロファイル「HSP」「HFP」や、ワイヤレスでの音楽再生などに必要な「A2DP」「AVRCP」、Bluetooth搭載PCなどと接続してSH-01AやSH-03Aをモデム代わりに利用できる「DUN」などをサポートするのはもちろん、電話帳やスケジュール、メール、テキストメモ、ブックマーク、トルカなどの情報をBluetooth経由で送受信できる「OPP」が利用可能だ。

 各種プロファイルをサポートするだけでなく、自動接続機能も備えている。起動時自動接続設定をオンにしておけば、例えばミュージックプレーヤーやワンセグの起動と同時に通常接続機器に設定してあるBluetoothヘッドセットに自動接続することもできる。

PhotoPhotoPhotoPhoto BluetoothメニューはLifeKitメニューの中にある。一般的なプロファイルに加え、HIDやOPPといったプロファイルもサポートする。ヘッドセットなどは、電源を切っていても、通常接続機器設定をしておけば、ミュージックプレーヤーやワンセグを起動すると自動的に接続してくれるなど、便利な機能も備える。機器ごとに使用するプロファイルは選択可能だ

 Bluetooth対応キーボードを接続して、大きなキーでの文字入力も可能な「HID」プロファイルをサポートしているのが興味深い。HIDプロファイルに対応した携帯電話はまだ少ないが、SH-01AやSH-03Aでは、HID準拠のBluetoothキーボードを接続して、横長のメール画面で長文メールの作成ができる。Bluetoothキーボード接続時には、カーソルキーやEnterキー、Escキー、ファンクションキー、テンキーなどを使って画面操作もできるので、画面は小さいもののPC並のキー操作もできてしまう。持ち歩きに便利なコンパクトなBluetoothキーボードなどを別途用意すれば、PCがなくても外出先で長いメールを書いたり、あるいは長いブログのエントリーを書いたりもできる。

Photo 小型のBluetoothキーボードなどを併用して、文字入力環境をよくすることもできる。写真はアイ・オー・データ機器製の「CPKB/BT」

臨場感あふれるサウンドが楽しめる「ドルビーモバイル」も継承

 ドルビーが開発した音響技術「ドルビーモバイル」による豊かなサウンドは、今やシャープ製端末にはおなじみの機能となっており、SH-03Aもバーチャル5.1ch対応ドルビーモバイルを備える。スピーカーからの出力は通常のステレオサウンドになるが、イヤフォンを装着すればワンセグやミュージックプレーヤーの音声を臨場感あふれる迫力の音で楽しめる。

 サウンドモードはワンセグ用と音楽用に用意されており、ワンセグ用はVirtual5.1ch/ジャンル連動/ノーマル/ニュース/スポーツ/ドラマ/バラエティ/ミュージック/映画/オリジナルが選択可能。ジャンル連動にしておけば、ワンセグの番組情報を元にしてノーマルとオリジナルをのぞいた6種類のモードの中から自動的に最適なものを設定してくれる。音楽再生時はロック/ポップス/クラシック/ジャズ/ノーマル/オリジナルから設定できる。

PhotoPhotoPhotoPhoto ドルビーモバイルの設定は、ワンセグ用としてVirtual5.1ch/ジャンル連動/ノーマル/ニュース/スポーツ/ドラマ/バラエティ/ミュージック/映画/オリジナルを用意。ミュージックプレーヤーでは、Virtual5.1ch/ノーマル/ロック/ポップス/クラシック/ジャズ/オリジナルが選べる。またMusic&VideoチャネルやiモーションでもVirtual5.1ch/ノーマル/ニュース/スポーツ/ドラマ/バラエティ/ミュージック/映画/オリジナルが設定できる

 このバーチャル5.1ch対応ドルビーモバイルは、ワンセグ、ミュージックプレーヤー(WMA、着うたフル)のほか、データBOXに保存したワンセグ録画データ、iモーション、Flash Video/Windows Media Video、Music&Videoチャネルの再生時に利用可能だ。

ケータイShoin7、フォントダウンロード、一括振分け機能など細かな強化も

 ここまで紹介してきた特徴的な機能のほかにも、SH-03Aの進化ポイントは多数ある。シャープのドコモ向け2008年冬モデルでは、日本語入力システムがケータイShoin7にバージョンアップ。英語の予測変換が可能になった。入力文字や選択した単語に応じて最適な英単語や定型文を予測して表示してくれるほか、使用頻度の高いURLやメールアドレス、ドメインも適宜表示されるため、英字を細かく入力する必要が減っている。また、モードを「ビジネス」「男性」「女性」などに切り替えて、利用シーンや利用者の属性に合わせて最適な変換候補を表示するパーソナル予測機能も備えている。TPOに合わせたメール作成が可能になっており、より効率よく日本語を入力していける。

Photo ケータイShoin7では、予測変換のモードを「ビジネス」「男性」「女性」に変えられる。語尾や接続詞の予測候補が、男性的なものになったり、女性的なものになったりする

 フォントのダウンロード機能もサポートし、画面の文字を好みのものに変更できる点もカスタマイズ好きには見逃せない。プリインストールの「AXISフォント」「SH平成明朝」「SHクリスタルタッチ」が自由に切り替えられるほか、シャープのメーカーサイト「SH-MODE」から「LC楷書」「LC細楷書」「LC明朝」「LC細明朝」「LCゴシック」「SHスリムタッチ」「SH角ポップ」がダウンロード可能。また、好みのTrueTypeフォントをインストールすることもできる。

 ダウンロードしたフォントはプリインストールのSHクリスタルタッチに上書きされるが、SH-MODEから再ダウンロードできるので、いつでも元に戻すことはできる。

PhotoPhotoPhotoPhoto フォントはAXISフォント、SH平成明朝、SHクリスタルタッチが選択可能。メーカーサイトSH-MODEから別のTrueTypeフォントをダウンロードすることもできる

 細かな進化点としては、microSDに保存したデータを自動的に本体の最適なフォルダに振り分け保存してくれる「一括振分け機能」が用意されたことも、データを活用する人には重要なポイントだろう。これまでは、microSDにデータを保存し、端末内蔵の機能で活用しようと思ったら、最適なフォルダに正しいファイル名で保存しないと端末側から認識されない、といったこともあった。

 しかしこの一括振分け機能を利用すれば、PCなどでmicroSDのIMPORTフォルダにデータを保存すると、SH-03Aがデータの種類を自動的に判断して本体の各フォルダに振り分けて保存してくれる。名前もそのままで保存できるので、あとで探す際にも迷うことはない。この機能はメロディ、マイピクチャ、iモーション、マイドキュメント、電子書籍、電子辞書、電子コミックのデータで利用できる。

Photo 新たに用意された一括振分け機能。IMPORTフォルダに入れておけば、データを最適な場所に保存してくれる

 8Mピクセルカメラとタッチパネルという特徴的な機能を備えつつ、比較的スタンダードな回転2軸タイプのボディを採用したSH-03A。そのボディにはタッチパネル操作に適したさまざまな機能と、携帯電話として必要な多くの使いやすい基本機能が凝縮されている。まさに“全部入り”でありながらも、主張しすぎないスタンダードな存在に仕上がったSH-03Aは、携帯電話に多くの機能と使いやすさを求めるユーザーに最適な1台と言えるだろう。

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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年1月31日