ドコモ、KTFの株式持ち分をKTの普通株式と転換社債に交換――KT・KTF合併に伴い

» 2009年01月20日 20時40分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 1月20日、韓国1位の固定通信事業者であるKTと韓国2位の携帯電話事業者であるKT Freetel(KTF)の合併を受けてNTTドコモは、KTFの株式持ち分をKTの普通株式と転換社債へ交換することを発表した。

 ドコモがKTFに出資していた株式持ち分は10.72%。合併後は持ち分の40%をKTが発行する普通株式に、60%を同じくKTが発行する転換社債に交換することを、同日付でKTと合意した。今後、KTおよびKTFの株主総会において合併承認と所定の手続きが完了次第、ドコモが株式と転換社債を保有する。

 ドコモは2005年12月、国際ローミングサービスの利便性向上、新規サービスの展開、関連機器の仕様の共通化によるコスト削減などを目的に、KTFへ出資。事業技術協力委員会を設立し、韓国におけるW-CDMA網の早期展開や端末の共同調達を実現するなど、協力関係を築いてきた。

 今後もドコモは、韓国最大の固定通信事業者であるKTと携帯電話分野で協力関係を継続し、日韓両市場における競争力強化とユーザーの利便性向上を目指すとしている。

携帯業界のトレンドを知りたいと思ったら→+D Mobile「業界動向」へ
  • 各キャリアの発表会リポート
  • 国内外の携帯市場動向
  • 通信業界のキーパーソンインタビュー
  • 携帯事業者別シェア/携帯出荷台数
  • 携帯関連の調査リポート記事

携帯業界のトレンドや今後を把握するのに必要な記事だけを集めたのが“+D Mobile 業界動向”。記事はトピックや連載ごとにアーカイブされ、必要なときにまとめてチェックできます。
今すぐアクセス!


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年