同時発表の「BAUM」とともにウィルコム端末では初搭載となるのが「おサイフケータイ」ことFelica機能だ。今回発表された2端末は、第2世代のモバイルFeliCaチップ(Favor 2.0)を搭載。電子マネーやポイントカード、交通系サービスはもちろん、アドレス帳や画像などをほかのFelica搭載端末と送受信できるIC通信機能も備えた。端末の紛失や盗難時に不正利用を防ぐためのサービスロック機能も用意されている。
なおパケット通信を使ってオンラインチャージなどを行う場合には、トラブルを防ぐために着信できない仕様になっているという。
メインディスプレイはウィルコムの音声端末としては初のワイドタイプとなり、表示できる情報量が拡大した。またウィルコムガジェットのサポート、メニューのカスタマイズ性を拡大、カメラ機能も強化されるなど、今時の音声端末としての機能もブラッシュアップされている。
日本語入力システムも強化された部分だ。WX330KのAdvanced Wnn V2からiWnnに変更され、フレーズ予測や次文節予測をサポート。時間帯も考慮した候補表示を行うため、「こん」と読みを入れると昼間は「こんにちわ」、夜間だと「こんばんわ」を優先して表示する。かな入力のまま英数変換を行うことも可能だ。候補選択操作も4方向キーと上下キーのみを選択することができる。
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