写真で解説する「WX340K」(2/2 ページ)

» 2009年01月23日 22時09分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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自動ロック、IC通信機能も備えるおサイフケータイ

 同時発表の「BAUM」とともにウィルコム端末では初搭載となるのが「おサイフケータイ」ことFelica機能だ。今回発表された2端末は、第2世代のモバイルFeliCaチップ(Favor 2.0)を搭載。電子マネーやポイントカード、交通系サービスはもちろん、アドレス帳や画像などをほかのFelica搭載端末と送受信できるIC通信機能も備えた。端末の紛失や盗難時に不正利用を防ぐためのサービスロック機能も用意されている。

photophotophoto 発表会場の展示機にはEdyとQUICPay、JAL、ANAの4サービスがプリインストールされていた。Felicaのメモリ容量はAが751BL、Bが248BLなので大容量の第2世代チップだ。アプリケーションの画面上部が空白になってしまうのはワイドディスプレイを想定していないためだ。なおモバイルSuicaは夏ごろに対応。アプリはウィルコムの専用サイトからダウンロードする

photophoto IC通信ではさまざまなデータの送受信をサポート。これは送信用のメニューで、受信時にはメニュー操作は必要ない。ドコモの「P905i」から問題なくIC通信でアドレス帳を受信することができた

photophoto Felicaのロック機能はほかのロック機能とは独立。1〜120分の間で自動ロックを設定することができる

 なおパケット通信を使ってオンラインチャージなどを行う場合には、トラブルを防ぐために着信できない仕様になっているという。

音声端末機能も強化

 メインディスプレイはウィルコムの音声端末としては初のワイドタイプとなり、表示できる情報量が拡大した。またウィルコムガジェットのサポート、メニューのカスタマイズ性を拡大、カメラ機能も強化されるなど、今時の音声端末としての機能もブラッシュアップされている。

 日本語入力システムも強化された部分だ。WX330KのAdvanced Wnn V2からiWnnに変更され、フレーズ予測や次文節予測をサポート。時間帯も考慮した候補表示を行うため、「こん」と読みを入れると昼間は「こんにちわ」、夜間だと「こんばんわ」を優先して表示する。かな入力のまま英数変換を行うことも可能だ。候補選択操作も4方向キーと上下キーのみを選択することができる。

photophotophoto メインディスプレイの解像度は240×400ピクセルとなり、WX330Kから25%情報量が増したことになる。ブラウザ利用時などでメリットが大きい(写真=左)。ワイドディスプレイを活用しているのがカレンダー機能(写真=中央)。フォーカスしている日の予定が一覧画面のまま確認できるようになった。予定が150件、ToDoが50件、開始曜日が日曜と月曜で選択できるなど、カレンダー機能は結構充実している(写真=右)

photophoto Flash Liteに対応し、標準メニューとカスタムメニューを切り替えることが可能になった。カスタムメニューにはガジェットやアプリなどのショートカットも登録可能。カスタムメニューからメニュー一覧を呼び出せるので、不便なく使いこなせる

photophoto 展示機には10種類のガジェットが登録済みだった(デスクトップに表示できるのは、同時に3つまで)。デスクトップアイコンからモバイルmixiにさっとログインといったことも可能だ。WX320KやWX330Kは「Operaサーバーサービス」によるRSS機能が使えたが、WX340KのRSS機能はACCESSがネイティブアプリで提供している

photophotophotophoto 日本語入力システムはiWnn。フレーズ予測や次文節予測、時間帯も考慮した変換予測をサポートする。例えば、「こん」と読みを入れると昼は「こんにちは」、夜だと「こんばんは」を最初に表示する

photophoto 絵文字や顔文字は一覧表示から入力する仕様で、効率が良い。履歴を優先表示することも可能

photo 横向きで操作しやすいように右側面にもシャッターボタンを持つが、カメラの画面は縦位置での利用が前提のレイアウト
photophotophoto 静止画の撮影サイズは最大1600×1200ピクセルまでをサポート。動画撮影は最大240×176ピクセルで、静止画と比較すると少々不満が残る

photophoto 目覚まし時計として使えるアラーム機能。WX340Kは最大20件まで登録でき、鳴動時間を1〜5分の間で設定できる。スヌーズ(連続アラーム)もしっかりサポート

photophotophoto 端末に装着したmicroSDメモリーカードには、USBマスストレージクラスとしてアクセス。付属の充電アダプタは5V/500mAhと、USB端子の給電能力と同等。そのため急速充電設定ならPCなどからも充電アダプタとほぼ同じ時間で充電できる。USBモードを「モデム」に設定した場合は、CDC(Communication Device Class)準拠デバイスとなり専用ドライバが提供されないOSや一部のUSBモデムルーターなどでも動作する可能性が高い
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