“継承”と“進化”──「P-02A」はスピードセレクターに何を求めたか開発陣に聞く「P-02A」(2/5 ページ)

» 2009年01月26日 10時00分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

今までの“P”らしくない機種を、あえて作ろうじゃないか

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 P-02Aのコアターゲットは、10代から20代の若年女性層。サファイヤピンクやエメラルドグリーンといったポップな“キラ系”のカラーも用意した。「従来の“P”らしくない機種をあえて作ろうじゃないか」(山口氏)という意気込みで、今までは端末仕様の性格などから選びにくかったカラーをあえて採用したという。

 黒(ダイヤモンドブラック)や白(パールホワイト)はいわゆる定番カラーであり、多くの人に受け入れられる色だが、サファイヤピンクやエメラルドグリーンは学生や若年女性層にきわめて強く反応があった。「この色しかない。代替色もない。これ以外はいらない」と強固に支持する人がかなりの数を占めたという。

 「グリーン系の色は、ちょっとした配色の違いで好みが全然分かれてしまう傾向が強いようです。配色の調合は非常に苦労しましたね。出荷台数で考えると定番色より少ないと思いますし、何台売れるんだという論議はありますがそういったことは少し置いて、このような熱烈なユーザーに対しても意思をしっかり示そうという気持ちで取り組みました」(山口氏)

 「この絶妙な“キラ”具合などは、最近ぐんぐん向上している塗料の質や性能による効果の1つです。当初のデザインイメージどおりの魅力的な色が実機でも表現できるようになりました」(大平氏)

決定キーのイルミネーションも搭載する
(ムービーはこちらからでも参照できます)

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