待受時に横に開くと、シアタースタイルで利用できるメニュー「メディアランチャー」が現れ、ワンセグ、LISMO Player、PCサイトビューアー、カメラ、フォトビューアー、音楽付きスライドショー、時計を利用できる。W44Sとの違いは、Premier3ではLISMO Playerを横画面で利用できること、デジタルラジオとドキュメントビューアーを(搭載しないため)利用できないことだ。
LISMO Playerのソフトウェアは基本的にXminiを継承しており、グラフィックにはLISMOカラーのグリーンではなくブラックを採用。カーソル選択した部分はほかのau端末ではイエローになるが、Premier3ではオレンジになる。この“ブラック+オレンジ”の組み合わせは本家ウォークマンにも採用されており、同じウォークマンブランドを冠するモデルとして統一させた。
LISMO Playerが横画面で利用できるようになった点にも注目したい。シアタースタイルでLISMO Playerを起動すると横向きの再生画面が現れる。ワイド画面を生かし、再生中の前後曲のジャケット写真が左右に現れる。再生画面は、ジャケット写真が表示される通常パターンのほかに専用のビジュアライザーを用意。Xminiは1つのみだったが、Premier3では3つのビジュアライザーを利用できる。
Premier3は着うたフルプラスにも対応(春モデルのKCP+端末は全機種が対応)しており、レミオロメンの「Sakura」(Short Ver.)【体験版】がプリセットされる。
ミュージックスタイルでLISMO Playerを起動し、シアタースタイルで音楽操作するまでの流れ。再生/一時停止、音量調節、早送り/次曲再生の操作をすると、Xminiと同じく画面に大きなエフェクトが現れる
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PCを使わずにオーディオ機器から楽曲をケータイに取り込める「ダイレクトエンコーディング録音」機能も搭載した。システムステレオやラジオカセット、ポータブルCD/MDプレーヤーなどオーディオ出力端子のある機器と、付属のリモコンを介して別売りのケーブルでPremier3を接続すればよい。
gracenote(グレースノート)のデータベースを利用し、取り込んだ楽曲のアーティスト名や曲名などの楽曲情報の取得もできる。取り込んだ楽曲は128kbpsのAACファイルに変換され、ビットレートの変更やPCへの転送はできない。ちなみに、ソニー・エリクソン製のモデルでは、2000年に発売されたC404S「DIVA(ディーバ)」もダイレクトエンコーディング録音ができたが、楽曲情報の取得はできなかった。
Premier3の内蔵スピーカーはモノラル(16φ)だが、ステレオスピーカー(30φ×2)付きの卓上ホルダを同梱しており、Premier3をセットすれば、高音質なステレオサウンドで音楽を再生できる。なお、スピーカーから音が出力されるのは、ACアダプタを接続して充電したときのみ。
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