写真で解説する「831SH KT」

» 2009年02月03日 22時18分 公開
[あるかでぃあ(K-MAX),ITmedia]
photo “キティケータイ”「831SH KT」。さり気なくキティを配することで、ライトユーザーの獲得も狙いたいと説明員は話す

 シャープ製の“キティケータイ”「831SH KT」は、ソフトバンクモバイルとハローキティのコラボレーション第3弾モデル。ソフトバンクではこれまでにも、Samsung電子製の「707SC」や東芝製の「fanfun.815T」などでハローキティのコラボレーションモデルが発売されてきたが、今回はシャープ端末の「831SH」をベースに登場した。

 2009年はハローキティ生誕35周年という事もあり、今回はその記念モデルという位置付けになる。3月中旬以降に発売予定で、本体カラーはストロベリーミルクの1色のみ。

 端末スペックはベースモデルである831SHとほぼ同じ。49(幅)×105(高さ)×15.9(厚さ)ミリ、重さ109グラムのコンパクトボディは、全体が丸みを帯びていて持ちやすく、長時間の使用でも疲れない。ディスプレイは3インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応のNewモバイルASV液晶(最大26万色表示)を搭載し、大きく鮮やかな画面にひときわかわいくハローキティが表示される。

 背面にはサブディスプレイとして0.8インチ(36×96ピクセル)の有機ELを配置。時計や電波状況のほか、不在着信やメール受信の通知などを表示する。有機ELの下に描かれた淡いピンク色のキティも印象的だ。ダイヤルキーには縦方向にのみスリットを設け、押しやすいアークリッジキーを採用している。

photophotophoto 裏面(写真=中央)。待受画面にモバイルウィジェットを表示させたところ。ウィジェットからさまざまなサービスへ簡単にアクセスできるようになる(写真=右)

photophoto 端末正面。パールホワイトとピンクの組み合わせが美しい。「Hello Kitty」の文字が所有者欲をくすぐる(写真=左)。ダイヤルキー面。微妙な凹凸が使いやすさを生むアークリッジキーを採用した。内蔵辞書以外にもネット上の辞書検索に対応する「スマートリンク辞書」キーが非常に便利だ(写真=右)

photophoto 左側面(写真=左)。卓上ホルダ用の充電端子とmicroSDカードスロット(microSDHC対応)が並ぶ。右側面には平形イヤフォン端子、カメラキー、上下キーが並ぶ

photophoto 平形イヤフォン端子のカバーは透明な樹脂製で、めくって使用するタイプ(写真=左)。microSDスロットカバーも同じタイプだ(写真=右)

photophotophoto ヒンジ面は特に何も機能はない(写真=左)、端末の先端部(写真=中央)。外部接続端子がある。ここの端子カバーも樹脂製
photo 電池カバーを外したところ。電池の容量は平均的な710mAh
photo キーのバックライトはキー全体をぼんやりと白色LEDで光らせる。光る範囲は広く、暗い場所での視認性を高めている

 831SH KTはハローキティの待受画面をプリインストールするほか、専用のハローキティパッケージにて販売。発表会では準備中だったが831SH KT専用のサイトを用意し、ハローキティの専用コンテンツや待受画像、きせかえアレンジなどをダウンロードできるようにするという。

 ベースとなった831SHと多くの部分で仕様が共通で、追いかけ再生などに対応した高機能なワンセグ再生に加え、有効画素数約320万画素のフォトライト付きAF対応CMOSカメラを搭載。メールは大容量ファイル添付機能に対応し、300Kバイトを超える最大1Mバイトまでのメールが送受信できる。

 新搭載のブログツールは、あらかじめ登録しておく事で撮影した写真などを簡単な操作でブログに投稿できる機能。外部メモリはmicroSDに加えmicroSDHCにも対応し、最大8Gバイトまで使用可能だ。

 また若い女性層をターゲットにしているだけあり、プライバシーの保護にも十分配慮。周囲からの覗き見を防止する「カラーベールビュー」機能を搭載した。フィルタ画像はパターンやカラーを変更できる上に、ワンタッチでオン/オフが操作できる。さらに、サイドボタンの長押しで着信や通話を装える見せかけコール機能も搭載した。

 そのほか、モバイルウィジェットやS!アプリ、ミュージックプレイヤー、赤外線通信、3Gハイスピード、デコレメール、S!ミュージックコネクト、着うたフル、電子コミック、世界対応ケータイ、S!情報チャンネル、S!速報チャンネル、S!タウン、S!ともだち状況、S!一斉トーク、TVコール、PCサイトブラウザ、着デコなど、ケータイとしての基本性能も充実。「小さく可愛いだけではなく、メイン端末として十分に活用できる機能をそろえている点も売り」(説明員)という1台だ。

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