第14回 メールの“作成/返信→送信”を高速化する今すぐ使えるケータイレシピ(2/2 ページ)

» 2009年02月04日 23時11分 公開
[田中聡,ITmedia]
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引用返信後は“クリアキー長押し”で

 長文のメールに返信する場合、もとの受信メールを見ながらメールを作成したいもの。そんなときは「引用返信」を活用したい。PCメールと同じく、受信メールの本文があらかじめ本文に挿入された状態でメールを作成できる。メール作成後、(任意ではあるが)もとの引用メールは消せばいい。

 引用付きのメールを作成する方法は機種によって異なり、メール設定からあらかじめ設定する、返信時にサブメニューから引用あり/なしを選ぶ、などの方法がある。

photophotophotophoto SH-01Aは、引用する場合、受信メール画面のサブメニューの「返信/転送」から「引用返信」を選ぶ(写真=左端)。W61SはEメールメニューの「送信・作成設定」→「返信メール引用」から設定する(写真=左中)。931SHはメールメニューの「メール/PCメール設定」→「一般設定」→「送信・作成全般」→「引用付き返信」から。S!メールは引用あり/SMSは引用なしという設定もできる(写真=右中、右端)

 返信メールを作成後、もとの引用文を消したいときは、“クリアキーの長押し”が便利だ。文字入力画面でクリアキーを長押しすると、“カーソルの後ろにある文字”が瞬時に消える。したがって、メール作成後、自分が入力した文章の一番後ろにカーソルを置いてクリアキーを長押しすればよい。

 メール本文の先頭にカーソルがある状態でクリアキーを長押しすると、すべての文章が消えてしまうので注意したい。誤って全文を消してしまった場合、サブメニューや発話キーなどから元に戻せる機種も多いので、確認しておこう。

引用よりもスマート?――「参照返信」

 引用せずに、もとの受信メールを見ながら返信メールを作成できるスマートな機能もある。それが「参照返信」機能だ。この機能を利用すると、メール画面が2分割され、上半分にもとの受信メール、下半分にメール作成画面が表示される。引用文を消す必要がない分、引用付きメールよりも便利だが、文字入力画面が半分になることで、1画面に表示できる変換候補の数が減るので、操作性はやや落ちる。

photophotophotophoto W61Sは受信メールのサブメニューから「参照返信」を選ぶと、「参照元メール」と「送信メール作成」に分割される。参照メールをスクロールする際は、サブメニューから「参照元メール画面へ」を選ぶと、画面上下の表示が入れ替わり、下半分に参照元メールが現れてスクロールと(本文の)コピーができる。元に戻すときは「切替」を選ぶ
photophotophotophoto 931SHも受信メールのサブメニューから「参照返信」を選ぶ。タッチパネルを利用して、画面上半分を触ると参照元メールの操作が、下半分を触るとメール作成の操作ができる。また、画面下部の右から2番目のアイコンを押せば、参照元メールの操作→メール作成の全画面表示→参照元メールの全画面表示に切り替わる

圏外で作成したメールを自動送信

 地下鉄の車内や地下街など圏外の場所でメールを作成した場合、圏内に移動したら自動で送信してくれる機能もある。作成したメールを保存して、圏内になったらもう1度呼び出して送信する、といった手間が省ける。対応機種はそれほど多くはないが、ドコモの富士通製端末やシャープ製端末、ソフトバンクモバイルのシャープ製端末などで利用できる。

 SH-01Aや931SHは、圏外の場所でメールを作成後、そのまま「送信」を選ぶか、サブメニューから「送信予約」をすればよい。圏内の場所へ移動して無事にメールが送信されたら、その旨を示すメッセージが画面に表示される。

photophotophoto 圏外の場所でメールを作成後、そのまま「送信」を押すと自動で保存され、圏内になると自動で送信される(写真=左、中)。サブメニューから送信予約することもできる(写真=右)
今週のレシピ
メールキーの長押し 送受信履歴の利用 クイック返信 引用付きメール 参照返信 圏内自動送信
対応機種 ほぼすべての現行機種 ほぼすべての現行機種 一部の機種 一部機種 一部機種 一部機種
起動/設定時間 約0〜3分 約30秒 約15秒 約1分
料金 0円 0円 0円 0円 0円 0円
お役立ち度 ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★
簡単操作度 ★★★★★ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★☆☆☆ ★★★★☆
自慢度 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★★
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