「Mobile World Congress 2009」のNTTドコモブースでは、2008年11月に発表された冬モデルに加え、らくらくホンやキッズケータイなどターゲットを絞った端末なども展示。新サービスの「iコンシェル」や「iウィジェット」の体験も行なわれていた。
そのほか、CEATEC JAPAN 2008で発表したコンセプトモデルの「セパレートケータイ」や「プロジェクターケータイ」を展示。すでに発表済みのセパレートケータイとプロジェクターケータイではあるが、日本国外で実物が展示されるのは今回が始めて。来場者の多くが足を止めて興味深く説明を聞いていた。特にセパレートケータイについては、ディスプレイ側ボディとダイヤルキー側ボディが自由に着脱できるメカニズム(磁石を利用)や通信方法(Bluetoothを利用)がどうなっているのかという質問が多いという。ドコモはセパレートケータイとプロジェクターケータイの製品化をかなり前向きに検討しており、「Mobile World Congressのような場で日本のケータイの持つパワーを世界に広めたい」(担当者)と意気込んでいた。
また、ソニーの「FeliCa」やNXP Semiconductorsの「MIFARE」など複数の非接触型ICカードを管理できる「U-SAM」チップを搭載した端末の利用シーンも紹介していた。U-SAMチップ自体はまだ出荷されていないため、デモはFeliCaを搭載した日本のおサイフケータイを使って行なわれていたが、国際規格を採用した非接触ICカード端末への期待は大きいという。また、日本のおサイフケータイ端末の契約数が3000万人を超えることについて、驚く来場者も多いという。
そのほかにも、海外ローミング中でも現在位置情報を使ったコンテンツを利用できるソリューション、iアプリでホームネットワークにつながった家電を制御するPUCC、横須賀で行なわれているLTEのフィールドテストの様子などが展示されていた。
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