SH-04Aをスライドすると現れるQWERTYキーボードは、これまでダイヤルキーしか使ったことのないユーザーには、ややハードルが高いようなイメージを抱かせるかもしれない。しかしSH-04Aには、このQWERTYキーボードを使いやすくするさまざまな配慮がなされている。
例えば、同一キーに複数の機能を割り当てる「Fn」キーの採用により、数字キー列を省いたシンプルなキー配置を実現したこと。このため、一般的なケータイのサイズ感を保ちながらも、キーの1つ1つが大きく、間隔もしっかりあいていて打ちやすい。さらに、かまぼこ型に盛り上がったキートップや、大きく見やすいフォントを採用するなど、使い勝手の良さをとことん追求。まさに、“ケータイのためのQWERTYキーボード”を実現した。
フルワイドVGAのタッチパネルとスライド型のQWERTYキーボード。この2つのインタフェースを同時に使用することで、ほかの端末にはないユニークな使い方ができるのもSH-04Aならではの魅力だ。
フルブラウザでのWeb閲覧やブログへの書き込みなど、ブラウジングと文字入力を同時にしたいときなどには、その威力を存分に発揮する。Webページの操作はタッチパネル、文字入力はキーボードと使い分けることで、ケータイでもサクサクとWebブラウズが可能だ。実機に触れる機会があれば、ぜひ試してみてほしい。
スライド式のQWERTYキーボードを使った、SH-04A独自の機能としては、キーボードをスライドするだけでメールやBookmark一覧が呼び出せる「スライド連動」が面白い。初期設定ではオフになっているが、あらかじめ設定しておけば、待受画面でキーを引き出すと新規メール作成画面に移行できたり、Bookmarkフォルダにすぐアクセスできたりする。
また写真撮影後にキーボードをスライドすると、撮影した画像を添付した新規メール画面が立ち上がる。メール添付でブログへ写真をアップロードするようなときは、とても重宝するだろう。
POPメールの送受信が可能な、「リモートメール アプリメール for SH」が、プリインストールアプリとして搭載されている点にも注目したい。これにより、SH-04Aで会社や自宅のPCのメールアドレスに届いたメールを、いつでもどこでも手軽に送受信できる。
リモートメール アプリメール for SHの使い勝手は、長文メールが楽に打てるQWERTYキーボードとの組み合わせで、非常に良好だ。ちなみに、受信したPOPメールはリモートメールのサーバに保存されており、端末側には残らないので、人の目に触れては困るビジネスメールのやりとりも安心だ。
SH-04Aが搭載した3.5インチのNewモバイルASV液晶の迫力は、ワンセグ視聴時の圧倒的な画質で実感できる。精細で美しい画像表現を可能にするSVエンジン+、高速動画応答技術、屋外/屋内のどちらでも美しい映像を再現できる6色カラーフィルタを搭載。さらには、「フレーム補間技術」の搭載により、スポーツなど動きのある映像も、自然でなめらかな映像で楽しめる。
そのほか、録画したワンセグデータをダビングできる「ダビング10」、ステレオイヤフォン使用時に楽しめる驚愕の音質、バーチャル5.1ch対応ドルビーモバイルなど、ワンセグ視聴をとことん楽しめる機能が多数備えている。
もちろん、ワンセグもタッチパネルでの操作が可能だ。ワンセグ視聴中にディスプレイ上を指で左右にスライドすればチャンネル変更、上下にスライドすれば音量調整が行える。全画面表示にしていても、簡単かつ快適に操作ができる。
ちなみに、ワンセグを視聴しながら、ほかのアプリケーションを同時に利用する、マルチウィンドウ機能にも対応。QWERTYキーボードを引き出せば「ワンセグを見ながらキーボードでメール作成」といった、「ながら見」も、従来機種と同様にできる。
静止画/動画撮影にワンセグ視聴、ミュージックプレイヤーなど、最新のエンターテイメント機能もしっかりサポートするSH-04A。これらの機能は、全て横画面で利用でき、操作はタッチパネルで行える。モーションコントールセンサーや3.5インチのNewモバイルASV液晶とあわせて楽しく使いこなしたい。
もはやケータイには欠かせない存在である、カメラ機能も申し分ない。有効画素数約520万画素のAF対応CMOSカメラを搭載し、29ミリの広角レンズを採用。普段使いには十分なスペックを備える。もちろん、静止画/動画の撮影操作は、端末を閉じたままタッチパネルで行う。「撮りたい!」と思ったその瞬間に、即カメラを起動できるのも、ポイントだ。
また、「顔検出機能」や「笑顔フォーカスシャッター」「振り向きシャッター」などといった撮影補助機能もしっかり抑えられており、「いつもピンボケ写真ばっかりでカメラは苦手」という人でも、美しくクリアな写真を撮れるはず。そのほか、明るさ補正・逆光補正機能/静止画での6軸手ブレ補正&被写体ブレ補正など、手軽に美しい写真撮影を楽しむ機能を多数備えている。
撮影した画像の再生や移動などの操作も、タッチパネル上で直感的に行える。例えば、サムネイルを長押しすると、「メール送信」「IrSS」「削除」「移動/コピー」といった、次に行える操作がメニューとして表示され、その中から選べる。
データBOXの写真を再生する「PHOTO CRUISER」は、タッチパネルの操作性を生かし、楽しく写真が閲覧できる。画像を表示しているときに指を画像の上をスライドすると、指の動きに合わせて画像が次の画像に切り替わる。
例えば、「PHOTO CRUISER」で画像切り替え時の表示効果を「ページ」に設定すると、画像上で指をスライドさせることで、まるで本のページをめくるような表現で、次々と画像を切り替えられる。ほかにも、「サークル」「キューブ」「フェード+ズーム」という効果を選択できるのだが、どれも画像再生の操作をしているだけで、実に面白い。また、画像やアプリなどのデータを一覧表示する際には、3Dで表現することもできる。後列のサムネイルをタッチすると、最前列へと移動する。
もちろん、こうした独自機能に加え、シャープ製端末ならではスマートリンク辞書、カメラモード自動切り替え機能&名刺リーダーなどの独自機能、また絵文字プラス&デコメ機能、TrueTypeフォントダウンロードなどの機能が数多く盛り込まれている。
タッチパネル&キーボードを搭載し、独自の魅力を持った新しい使い方を提案するSH-04A。「ハイスペックでPCのようにも使えるが、ケータイとして気軽に使いたい」「もっと、ケータイの使い勝手をよくしたい」という、欲張りなユーザーにぴったりの1台である。
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提供:シャープ株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月16日