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» 2009年03月17日 20時51分 UPDATE

「Walkman Phone, Xmini」ロードテスト:第4回 なんとなく「ウォークマン」らしいところを探す

ウォークマンにケータイの機能を載せたという「Walkman Phone, Xmini」。ウォークマンならではの高音質化機能も搭載するというが、これは何か。そもそも使う価値があるかを含めてチェックした。

[坪山博貴,ITmedia]

“本家ウォークマンの音質改善技術”とは?

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 「Walkman Phone, Xmini」(以下、Xmini)は、本家ウォークマンに搭載される3つの音質改善機能「DSEE」「クリアステレオ」「クリアベース」を搭載する。

 DSEEは音楽データの圧縮時に失われやすい高音域を補完・補正する機能、クリアステレオは左右の音の相互干渉(クロストーク)を減少し、本来のステレオ感を実現するという機能、そしてクリアベースは高音量時に重低音の歪みを抑える補正機能である。クリアステレオは特にグラウンドを共有する3極端子のステレオイヤフォン使用時に発生しやすいと言われ、左の音なら右に、右の音なら左に逆位相の信号を加えて本来のステレオ感に改善してくれるものだ。

 高音域を補正するDSEEは、高音域があまり失われていない高ビットレートの楽曲データだと効果は少ないが、着うたフルなどの低ビットレートの楽曲で試すと、かなり効果が分かる。オンでしばらく聴いた後にオフにすると、なんだかもの足りなく感じる──といった感じだ。聴く楽曲のジャンルにもよるとは思うが、とりあえずDESSをオンにする方が心地よく音楽を楽しめると思う。やはり、効果はあるといえる。

 クリアステレオはDSEEより効果が分かりやすく、より“左右の音の方向がきちんと分かる”ようになったと感じた。ちなみにクリアステレオの効果を最大限に生かすには、使用するイヤフォンごとに最適化する必要があるそうだ(初期設定ではMDR-EX85SL相当の付属イヤフォンに最適化されている)。こういった、筆者のような“好き者”が好みそうな設定作業は大歓迎だ。

 このほか、音質を調整できるイコライザも5種類のプリセット(Heavy、Pops、Jazz、Unique、Sound Matrix、オフ)と任意設定(Custom)から選択できる。Sound Matrixはマトリックス上のポインタを任意に動かして直感的に好みの音質となるよう設定できるもの、Customは出力レベル別に個別調整できるほか、「クリアベース」の効き具合も4段階に調整できる。ちなみにクリアベースも、かなりはっきりと“あ、変わったぞ”と効果を確認できると思われる。

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photophoto au端末共通のLISMO Playerでも、機種ごとに多少の差異があるのがこのサウンド設定の部分。“ウォークマン”なXminiは設定項目が豊富。DSEEとクリアステレオはオン/オフを任意に切り替えられる

 ちなみに、DSEEを有効にすると連続再生時間が少し減る。Xminiの場合はDSEEオフで最大25時間10分、オンで最大23時間となる。とはいえDSEEは不要と割り切れる人はともかく、このくらいの差なら基本的にオンにしたままで構わないのではないだろうか。筆者はこれを大きな差ではないと見なしたので、常にオンで使っている。

(続く)



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