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» 2009年03月31日 21時59分 UPDATE

最新ケータイ徹底比較(au 2009年春モデル編):第1回 軽くて持ちやすく、キー入力しやすい機種はどれ?――KCP+端末 (1/2)

「Cyber-shotケータイ S001」が3月19日に発売され、auの2009年春モデルが全機種出そろった。あらためてラインアップを見渡すと、どれを選ぶべきか迷ってしまう人も多いだろう。本特集では、最新機種を項目別に横並びで比較し、各モデルの違いや特徴をリポートする。

[田中聡,ITmedia]

 auの2009年春モデルは、「KCP+」対応の高機能なモデルと、「安心ジュニアケータイ K001」や「NS(New Standard)」シリーズなど旧プラットフォームの「KCP」対応機種の2つに大きく分けられる。

 音楽機能に特化した「Walkman Phone, Xmini」や、AV機能を充実させた「Walkman Phone, Premier3(以下Premier3)」、3D液晶搭載の「Woooケータイ H001」、タッチパネルに対応した「CA001」など、各機種の“飛び道具”は分かりやすい。しかし実際にケータイを使う上で重要なのは、キーの押し心地や反応速度、文字変換の精度など、カタログでは分からない部分が意外と多い。

 本特集では、2008年12月に発売されたXminiを含めたauの最新モデル全11機種を、KCP+対応機とKCP対応機で分け、項目別に横並びで比較をする。目立たない部分で意外な実力を秘めている機種があるかもしれないので、購入時の参考にしてほしい。今回は、基本スペックやキーの操作性についてチェックした。

photo 左からPremier3、Xmini、S001、H001、T001、CA001、SH001、P001

基本スペック:薄型軽量のバランスが取れているのは「Premier3」

 ケータイは多くのユーザーが毎日使うものなので、持ちやすさの指標となる“サイズ”と“重さ”は重要だ。

 WIN端末も最近は薄型化が進んでおり、厚さは10ミリ台前半〜後半に落ち着いている。ただし、8Mピクセルカメラを備える「Cyber-shotケータイ S001」と「SH001」は最厚部が21ミリとやや厚く、高画素カメラの搭載と薄型ボディの両立は難しいようだ。ちなみに、同じく8Mピクセルカメラを備える「EXILIMケータイ W63CA」も、最厚部は20ミリオーバーの約22ミリとなっている。

 厚さとともに見逃せないのが“幅”だ。端末の幅が太いと手に余ってしまい、操作性に影響する。そんな幅の持ちやすさを示す基準の1つとして、「50ミリを切るかどうか」が重要だといわれている。超小型ボディを採用するXmini(幅44ミリ)は別格として、そのほかで幅50ミリを切るのは、48ミリのSH001のみ。残りの機種はいずれも幅が50ミリか51ミリだ。

 重さについては約75グラムのXminiが最軽量で、次いで約113グラムのPremier3、約117グラムの「P001」と続く。Premier3の最厚部はこの中では最薄の約16.8ミリで、デュアルオープン機構と多彩なAV機能を備えながらも薄型軽量化に成功したといえる。一方、この中では約145グラムのS001とH001が最重量となる。

 連続通話時間と連続待受時間はどのモデルも大差ないが、数値上ではSH001が2項目とも最も長い。P001の連続待受時間も、SH001と同じく約270時間を実現している。

基本スペック
サイズ(幅×高さ×厚さ) 重さ 連続通話時間 連続待受時間
Premier3 約50×105×16.3(最厚部16.8)ミリ 約113グラム 約200分※ 約220時間※
Xmini 約44×75×18(最厚部20)ミリ 約75グラム 約210分 約230時間
S001 約51×115×17.8(最厚部21)ミリ 約145グラム 約230分※ 約250時間※
H001 約51×111×18.6(最厚部19.2)ミリ 約145グラム 約220分※ 約260時間※
T001 約50×108×17.3(最厚部19.8)ミリ 約138グラム 約220分※ 約220時間※
CA001 約50×109×17.8(最厚部19.6)ミリ 約122グラム 約220分※ 約250時間(カロリーカウンターオフ時は約260時間)※
SH001 約48×111×16.6(最厚部21)ミリ 約124グラム 約240分※ 約270時間※
P001 約50×112×13.3(最厚部17.1)ミリ 約117グラム 約230分※ 約270時間※
※国内使用時

ディスプレイ:S001の3.3インチが春モデルで最大サイズ

 今回のKCP+端末は、XminiとT001を除く6機種が、3インチ以上のフルワイドVGAのディスプレイを備えており、多くの機種が前モデルからスペックアップを果たした。S001と「フルチェンケータイ T001」はディスプレイに有機ELを採用したほか、H001は3D表示対応の液晶を搭載した。

 ただし、H001、CA001、SH001、P001はフルワイドVGAサイズのディスプレイを搭載するが、壁紙に設定できるサイズは480×800ピクセルまでとなっており、壁紙の全画面表示はできない。

 ディスプレイのサイズが最も大きいのは3.3インチのS001で、そのほかの機種は3.1か3インチとなる。ちなみに、2008年冬モデルの「AQUOSケータイ W64SH」は、さらに大きい3.5インチの液晶を備える。W64SHは1シーズン前のモデルだが、ディスプレイサイズを重視するならこの機種も選択肢に入れたい。

ディスプレイ
メインディスプレイ サブディスプレイ 壁紙表示サイズ
Premier3 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶 最大26万色 約1.7インチ(288×24ピクセル)有機EL 1色 480×854ピクセル
Xmini 約1.8インチQVGA(240×320ピクセル)TFT 最大26万色 240×320ピクセル
S001 約3.3インチVisual フルワイドVGA(480×854ピクセル)有機EL 最大26万色 480×854ピクセル
H001 約3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)3D対応IPS液晶 最大26万色 5×15セグメントLED 480×800ピクセル
T001 約3.1インチVisual ワイドVGA(480×800ピクセル)有機EL 最大26万色 約0.5インチ(60×32ピクセル)有機EL 1色 480×800ピクセル
CA001 約3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)IPS液晶 最大26万色 17×7セグメントLED 480×800ピクセル
SH001 約3.0インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 最大26万色 480×800ピクセル
P001 約3.1インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶 最大26万色 約0.4インチ(56×12ピクセル)有機EL 1色 480×800ピクセル
photophotophotophoto 左からPremier3、Xmini、S001、H001の待受画面。Premier3とS001は480×854ピクセルの全領域に壁紙を設定できるが、H001は画面上部54ピクセルが余り、ここには時刻とピクトアイコン、お知らせエリアが表示される
photophotophotophoto 左からT001、CA001、SH001、P001の待受画面。CA001の画面上部54ピクセル分のスペースには時刻とピクトアイコン、お知らせエリア、SH001は画面上部54ピクセルにインフォメーションエリア、P001は画面下部54ピクセルにインフォメーションエリアが表示される
photophoto Premier3は、約1.7インチと横長のサブディスプレイを搭載。音楽の曲名やアーティスト名を表示できるほか、時刻は秒数まで表示できる(写真=左)。H001は5×15セグメントのLEDに時刻や着信情報を表示する(写真=右)
photophotophoto T001は本体裏面にサブディスプレイ(有機EL)を搭載(写真=左)。CA001は17×7セグメントのLEDに時刻や着信情報を表示する(写真=中)。P001は0.4インチのサブディスプレイ(有機EL)を搭載(写真=右)
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