今までで一番「デジカメっぽい」かも――「Cyber-shotケータイ S001」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2009年04月20日 20時12分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photophoto iSCNでの作例(モード:人物)

 どちらもiSCNで撮ったら顔を見つけて自動的に人物モードになった。さすがに顔に直接日差しが当たるとコントラストが高すぎて白飛びする部分もあるが、2枚目のように逆光のようなシチュエーションでも自動的に露出や色を顔に合わせてくれるのは立派だ。

 人物といえば試してみたいのがスマイルシャッター。スマイルシャッターモードにすると、笑顔を検出したときに自動で撮影してくれる。

photo スマイルシャッターで撮影

 確かに笑顔を撮ってくれる。笑顔の感度は3段階から選べるので適宜相手に応じてセットすべし。

 撮影モードにはオート、iSCN、スマイルシャッターに加えて、「おすすめBestPic」モードもある。これはExmorセンサーの高速撮影機能を使って1秒で7枚を連写し、そこから1枚を選んで保存できる機能。さらに人物撮影の場合は、7枚の中から“おすすめ”の写真をカメラが自動で見つけてくれる。

 これを使えば、気に入った写真を選んで保存することも、7枚すべてを保存することもできる。じっとしていない子供やペットを撮るときによい。フルサイズで秒7枚を連写できるケータイはなかなかないし、この機能とスマイルシャッターが合体すると「笑顔連写」ができて楽しいかも。

 撮影モードの切り替えは簡単。アプリキーでメニューを表示し、十字キーで項目や内容を選ぶだけだ。

縦横自動検出は便利

 それ以外のいつもの作例も。

 まずは滑り台。S001でうれしいのは、写真の縦横を自動検出してくれること。S001はブログアップ機能も持っており、撮った写真をそのままアップできる。その際、写真の縦横が正しくアップできるのは重要なことだ。

 横位置に構えた時は、側面のシャッターボタン(半押しによるAFロックが可能)を、縦位置の場合は前面の決定キーを使うと撮りやすい。決定キーを使えるのはケータイならではの操作感だ。EZキーでAFロックできるのも便利。

photo 横位置
photo 縦位置

 非常に日差しが強くてハイコントラストな構図だったが、実にしっかり撮れているし、ディテールの描写もなかなか。前モデル(W61S)と比べて、画素数による差異以上のクオリティの違いを感じる。

 続いてあずまやと、もう1つ風景を。

photophoto 左:オート/右:iSCN(モード:風景)

 あずまやの方は、たまたま桜が満開の時期だったので見栄えがいいということもあるが、等倍で見ると松葉もそれなりにしゃきっと写っているし、色も悪くない。1年前のCyber-shotケータイより確実にワンランクアップした画質だ。これはなかなかである。

 さらにマクロを2点ほど。

photo シャガの花
photo 日陰で猫のアップ

 シャガの方はコントラストが強い構図だったがちゃんと花に露出が合っていて感心する。iSCNモードではマクロモードも自動的に選択されるが、近距離で撮ると決めているときは手動でマクロモードを設定した方がよさそうだ。

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