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» 2009年04月24日 09時00分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:“au版”とは機能も絵作りも違う――ソフトバンク「EXILIMケータイ 930CA」 (1/3)

ソフトバンクから“EXILIM”の名を冠したモデルが登場した。スライド式ボディはカメラ機能へ素早くアクセスでき、“超高速”の起動時間と相まって使いやすいのだが、一方で保存時間はというと……。

[荻窪圭,ITmedia]
photo カメラ側から見た930CA。レンズ周りの意匠はauの「EXILIMケータイ W63CA」と同系だ。レンズは28ミリ相当とワイドで、F2.8

 EXILIMケータイといえばauだったが、とうとうソフトバンクからも登場した。カシオのソフトバンク向け端末第2弾「EXILIMケータイ 930CA」である。auの「EXILIMケータイ W63CA」とは印象がずいぶん違う。

 最初に感じるのはスタイルの違い。カシオでは初のスライド式ボディとなった。スライド型は回転2軸型のように、いちいち本体を開いてディスプレイをひっくり返す手間が不要な分、カメラ重視のケータイには向いてると思う。


photo 側面(撮影時は上になる面)には再生キーとカメラキー、シャッターボタンがある。シャッターは半押しでのAFロックに対応
photo 本体を閉じているときは前面にある3つのキーで操作する。中央のキーでメニューを表示/決定し、上下にあるキーで選択する(撮影時はデジタルズームの操作キーになる)。機能の終了は、下側にあるロックキーで行う

photo 本体をスライドして開くとインタフェースが縦位置用に変わり、写真も縦位置で保存される。ダイヤルキーのショートカットも使えるようになるが、本体前面の3つのキーは使えなくなるので注意

 2番目は操作系。W63CAは画面下にメニューが現れるUI(ユーザーインタフェース)を採用していたが、930CAは画面右端に主な設定内容が並ぶ、デジカメ版EXILIMに似たデザインとなっている。

 共通点としては、8.1MピクセルのCMOSセンサーと28ミリ相当の広角レンズとの組み合わせ、画像処理エンジン「EXILIMエンジン for Mobile」の搭載などが挙げられる。

photo 本職EXILIM風のメニュー。「美撮りモード」が今回のウリだ
photo シーン選択機能「ベストショット」のモード数は少ないが、その代わりシーンを自動判別する「オートモードセレクト」がついた。今回の作例はほとんどこのモードで撮影している

超高速起動ながら保存はちょっと遅め

 930CAの一番のウリは「起動速度」。公式には0.99秒、体感でも1秒程度で撮影可能になる。これは速い。スライド式なのでディスプレイを開く手間もないし、レンズカバーもないので、サイドにあるカメラキーを押すとすぐ起動という感じだ。起動後は、側面にあるシャッターボタンでAFと撮影を行う。

 起動の速さと対照的に保存は遅い。8MのFINEでmicroSDに保存した場合、約8秒かかる。ちょっと前ならこれでも標準的だったが、イマドキのカメラケータイとしては“待たされ感”が強いのだ。ちなみに5Mだと6秒弱と、ちょっと速くなる。

 面白いのはカメラを起動する際、カメラキーを普通に押すと通常のフォトモードに、長押しをすると「美撮りモード」になるという点。美撮りモードだと撮影サイズは2M相当になるが、撮影後に画像処理が入り、肌が滑らかになったりする。

 ほんとに美人になるのか。さっそく試してみるべし。

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